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日本終戦、強豪ベルギーに逆転負け…16強の壁越えられず


西野朗監督(63)率いる日本代表チームが優勝候補にも挙げられたベルギーを苦しめたが、試合終了間際の失点で初の8強を逃した。

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日本が先手を取った。後半3分、カウンター攻撃から中盤のMF柴崎がDF裏を狙ったMF原口にスルーパスを通し、原口が右足で先制ゴールを決めた。同7分には、ペナルティーエリアやや外、ゴール正面のMF香川からパスを受けたMF乾がゴール右隅に2点目をたたき込んだ。

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しかし、ベルギーもここから反撃。同24分にDFフェルトンゲンのヘディングシュートで1点を返すと同29分にはE・アザールの左クロスから長身MFフェライニがヘッドで同点ゴールを決め、試合を振り出しに戻した。

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最後は同ロスタイムにベルギーのカウンターからMFシャドリに決勝ゴールを入れられた。

試合後のシーンは象徴的。MF乾貴士やGK川島永嗣の目には涙が溢れる。DF昌子源は試合終了のホイッスルが鳴ると大の字に。そして両手で地面を何度も叩きつけて悔しがっていた。

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日本vsベルギー ゴールシーンハイライト

 

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これで日本は02年日韓大会、10年南アフリカ大会に続き“16強の壁”を越えることができなかった。

【日本代表の過去の決勝トーナメント1回戦】

▽02年日韓大会 H組1位で1次リーグを突破した日本は、C組2位のトルコと対戦。トルシエ監督は1次リーグの3試合で先発させたFW柳沢とFW鈴木の2トップを変更。1トップにFW西沢を大会で初めて起用し、少し後ろにMF三都主を置いた。だが、新布陣は機能せずに前半12分にCKから失点。後半開始から鈴木とMF市川を投入したが、相手守備網を崩せないまま0―1で敗れた。

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▽10年南アフリカ大会 E組2位で1次リーグを突破した日本は、F組1位のパラグアイと対戦。MF松井が前半22分にクロスバー直撃のシュートを放つなど決定機はつくったが、パラグアイの堅い守りを崩しきれず0―0のまま前後半90分間を終了。延長戦でも決着せずPK戦に突入。5人全員が決めたパラグアイに対し、日本は3人目のDF駒野が外して3―5で敗れた。

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