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悲しすぎる結末…育児疲れが起こした事件、多胎児子育ての実情に世の中の声は…


愛知県豊田市で生後11か月の3つ子の1人に○行を加えて○亡させた罪に問われた母親の裁判で、裁判所は「3つ子の育児を懸命に行ったことに同情はできる」とした一方、「執行猶予をつけるほど軽い事案ではない」として懲役6年の求刑に対し3年6か月の判決を言い渡しました。これについて今世の中の意見が多く上がっています。

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こぐま速報

事件の全容

この事件について野村充裁判長は判決理由で「生後わずか11カ月の無抵抗・無防備の乳児を、1メートルを超える高さから強い力でたたきつけ、生命・身体に対する危険性が高く、悪質」と指摘し、次男らの泣き声に対するいら立ちをぶつけたという動機は「誠に身勝手で、しかも過剰な反応」としました。一方で「被告はうつ病に罹患する中で負担の大きい三つ子の育児を懸命に行っていた」とも述べました。松下被告の弁護士は、刑が重過ぎるとして、名古屋高等裁判所に控訴する考えを示しました。point 288 | 1

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UpToYou

出産後の母親は、3人の子どもに1日8回ずつ、3時間おきにミルクをあげ、睡眠時間は1時間程度だったとしています。さらに事件の8か月前、訪問してきた保健師に「次男が昼夜を問わず泣くので大変」と話していたほか、3か月健診の際、別の保健師に「長男と次男の口を塞いだことがある」と打ち明けていたということです。被告の夫は育児休暇を取っていましたが、事件の2か月前に仕事に復帰していました。point 246 | 1

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ライフハッカー

多胎児育児の実態

医師や医療の専門家でつくる「日本多胎支援協会」によりますと、こうした家庭は2005年をピークに減少しましたが、100人の妊婦のうち1人は双子や3つ子を出産していて、愛知県はこの全国平均をさらに上回っているということです。

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ハフポスト

例えば子育てサポートの制度があっても、「連れて来てください」「申請書書いてください」だけで、余裕のない状態では母親には負担にしか感じられません。 目の前で泣いている子どもたちを見て、茫然としながら、いつまで続くのかを考えないときはありません。 思い通りにいかない。わかっていても、心は動かないのです。友人や制度の助けは本当にありがたい物ですが、一時の余裕もいつかは終わりが来てしまいます。 そして、ありがたいけど迷惑はかけたくないと思ってしまうのです。 夫婦がそろっていて、助け合っていても、互いの体調や心境は常に100%よいとは限りません。point 322 | 1

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ベビカム

全員同時に寝る、落ち着くなんて夢みたいなことで、病気しがちな年齢になれば、誰かがインフル、胃腸炎、風邪。 予防注射も、全員が万全の体調でなければ、打ち治しで、そのたびに全員を病院に行かせることになります。準備だけで時間がとられ、もういいかなという考えが過ることはいまでもあるのが現状です。

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「いい加減」になる

多胎児を抱える母親にとって子育て支援は拡充してほしいと思うのは当然です。贅沢に見えるかもしれませんが。ひとりの子どもに対する支援が二人分、三人分あるのと、多胎児は別の支援を作ってほしいと願っているのです。ほんの少しだけ、配慮や支援の充実化すればこのような事件は避けられるはずです。

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多胎児のお世話でいちばん大変なのが、赤ちゃん時代の授乳なのではないでしょうか。一人ずつだとかなり時間がかかってしまうので、できれば同時授乳がよいでしょう。双子で母乳の場合は両脇に子どもを抱いて同時に飲ませる、混合の場合は一人はおっぱい、もう一人は哺乳瓶でミルクを飲ませる、ミルクの場合は寝かせた双子の間に入って哺乳瓶を持って同時に与える、などさまざまな方法があります。

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サンケイビズ

小さいころは、多胎児のお世話にあけくれて一日が終わってしまうようなことも多いことでしょう。完璧さを求めず、家事は手抜きして、家の中が少しちらかっていてもOKくらいの「いい加減さ」で日々を暮らせるといいですね。パパや地域の子育て支援センターなど周囲の力も借りながら、ゆったりした気持ちで、「多胎児のママ」を楽しめるようになれるといいでしょう。このような悲しい事件に心から願っています。point 247 | 1

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