少子高齢化が進んでいる現代、定年後も経済的な理由や、社会とのふれあいを大事にし働き続ける方も珍しくありません。そんな中、80代にして働いていた女性が思わぬ理由で職場をクビになってしまったことで激怒。あまりの理不尽さに、女性は会社側を提訴したとのことです。
ありえない言い分をされクビになった80代女性
それはイギリスでの出来事。とある病院で働いていた80代女性が年齢を理由に解雇されてしまったのです。その具体的な理由として「パソコンの操作をうまくこなせない」「大昔の秘書の働き方から抜け出せずにいる」と、仕事のやり方を全否定されてしまった女性はプライドがズタズタに傷ついたといいます。point 220 | 1
さらに、上司は女性にさらにひどい言葉を浴びせたようで「床に転がっている遺体を見つけるなんて、俺はごめんだ」「いつもその可能性が気になっている」「もし職場で死なれたら始末しきれない」といったことを言われた女性はその途端、ショックを通り越して怒りを覚えたといいます。確かに上司の言い方は良くないですね。point 206 | 1
会社側を提訴した女性
このようなあまりにもひどい上司の言い分に、女性は会社側を訴えることに。これに対し、裁判所は完全に会社側の過失としたことで女性は勝訴、和解金で解決する方向で話を進める予定だとのことです。実際のところ、女性は心臓に持病があり、2004年には心停止状態になり倒れたことがあるだけに、現在も心臓の状態は万全ではないとのこと。だからといって会社側が女性の言い分も聞かずにクビにさせたのには「高齢者に対する偏見がある」と裁判所は判断したようです。point 289 | 1
このように、世界的に少子高齢化が社会問題になっている中で、高齢者であっても働き続けるのが当たり前になってきている中で、いまだこのような年齢による差別があるんだな、と思うと、なんと頭の固い会社ですね。
まとめ
このように、年齢による会社での差別は残念ながら日本だけではなく、海外でも普通にあることなんだな、と思い知らされます。女性は大変気の毒ですが、その会社とは恐らく縁が無かったのでしょう。この機会をバネに、次は本当に必要としてくれている会社を探せることを願います。