時代とともに葬儀や墓のあり方が多様化し、近年においては「墓じまい」をする家庭もいらっしゃると思います。そんな中、遺骨を「ゆうパック」で送って納骨する「送骨(そうこつ)」の需要が高まっているようですが、令和の時代にともない供養の仕方も変わってくるのかもしれません。
遺骨をゆうパックで送る「送骨」が話題に?
「送骨」とは読んで字のごとく骨を郵送して、立ち会わずに供養してもらうことです。インターネットではこうした送骨の仲介を行う業者も増えているようです。
「送骨」はどうやってやるの?
「送骨」の場合、全国で約50少々の寺院があるようで、お寺によって価格帯が異なるようです。お客様の好みに合ったものをお選びいただいた後で、御申しつけいただくと、郵便局の係員が代金引換でご自宅へ訪問するとのこと。そこで代金を支払い、遺骨を入れる梱包キットをお受け取りいただくといった流れになっているようです。
「送骨」のメリットは?
「送骨」のメリットはなんといっても郵便局で済ませられるというもの。「寺院までなかなか足を運べない」「足が悪いから」など、年配の方にとってはかなり助かるサービスですね。さらに、住職側も空いた時間などを使って納骨するため、費用は25000円からと低価格なところも需要を高めているようです。
今までクレームは一度も無いらしい
送骨の仲介を行う業者側いわく、寺側に相談すると当初は叱責の声もあったそうですが、賛同する寺院もあらわれ9年前から送骨のサービスを開始。受け入れ可能な寺院は50ほどに増えたそうです。今では月に50から60ほどの依頼があるといいます。
まとめ
このように、「送骨」が普及しつつあるといっても、一般的にはまだ受け入れられてはいないと思います。ましてや遺骨を受け取った郵便局員も驚いてしまいそうですが、なかなか供養ができない…と頭を悩ませている方は一度考えてみるのも悪くないサービスだと思われます。令和の時代にともない、供養の仕方も大きく変わりつつありますね。