2019年4月の平日、都内のスポーツクラブの前に一台の高級外車が止まり、左ハンドルの運転席から現れたのは、ベージュのトレンチコートにくるぶし丈のデニムという春らしい装いの女優・松嶋菜々子さんでした。隠すことができないほどオーラを放つ美しい女性も、母として立派に子育てをしているのだとわかる日常のシーンです。
関係者は松嶋さんは、娘のプールの送り迎えをし、真剣な眼差しで練習を見守りながら、ときどきママ友と会話を交わしているといいますが、なんとも想像し難い光景ですね!その場に居合わせた人も思わず、「毎日テレビで“田舎の素朴な母親”役の松嶋さんを見ていますが、まったく違う! リアル松嶋ママは『なつぞら』よりカッコよすぎました(笑い)」と話したたといいます。
松嶋さんはNHKの朝の連続ドラマ『なつぞら』で、主人公を務める広瀬すずの育ての母親を演じました。広瀬すずは30歳ともちろん若いですが、彼女の母親役を松嶋菜々子が演じるとはあまりに美しすぎる母親に違和感がないのかと心配になってしまいます。しかしそんな心配も不要なようで、戦後の北海道を舞台にし、自分のことは後回し、芯は強いがいつでも家族のために働く母親役という設定で、質素な装いに、ほぼすっぴんメイクで方言を話す松嶋の好演は非常に好評だといいます。
現場を知るドラマ関係者は以下のように語っています。
「収録の合間もすずちゃんに“ご飯食べてる?”と気遣うなど母親の顔を見せていました。『ひまわり』(1996年放送)のヒロインを演じて以来、20年以上ぶりの朝ドラですが、気持ちが入っていたようですね」
そう、自身が20年以上前にヒロインを演じて以降の出演で、かつ実際に母親になった今、母親役として出演するということで、松嶋さん自身も思い入れが強いのでしょうか。冒頭の送迎シーンも伺えるように、私生活でもよき母親として奔走する松嶋さんは、2001年に反町隆史と結婚し、その後二人の子供を出産。今は14才と11才、2人の娘の母親として多忙な生活を送っているそうです。
しかし忙しい松嶋さんなので、旦那さんの助けは必要なようで、松嶋さんに近い人物は以下のように語っています。
「今回の朝ドラは長い北海道ロケがあったのですが、その時は反町さんが仕事を控えて、家事やお子さんの送迎もこなしていらっしゃいました。反町さんはアウトドアの達人でフットワークの軽い人。車の洗車から草木の手入れ、料理までササッとこなしてくれる。ソファにドスッと座っているタイプとは正反対。だから松嶋さんも仕事に力も入れられるし、オンオフがしっかりつけられるんだと思います。うらやましい」
美男美女というだけでも世間の人すべてが羨む二人にもかかわらず、子育ても協力的な旦那さんと、美しい上に多忙なのに送り迎えなどに熱心な奥さんとは、神は二物も三物も与えるのですね・・・。