18年1月に連続ドラマとしてスタートした実写版「賭ケグルイ」。深夜帯の放送であったにもかかわらずまたたく間に原作を超えるほどの大人気となったこのドラマでありますが、主演を務めるのは今大注目の若手女優・浜辺美波さん。若干18歳が率いる最新作の「映画 賭ケグルイ」の舞台挨拶に注目しました。
「賭ケグルイ」は、ギャンブルの勝ち負けでヒエラルキーが決まる学園を舞台とした物語で、今回の最新作の映画では、学園の生徒会に加え、そんな学園に反旗を翻す集団「ヴィレッジ」、さらに謎の武装集団が現れ、ギャンブルで覇権を争うというストーリー。
今までとは異なり全くのオリジナルストーリーとなっている本作ですが、そんな大ヒット賭ケグルイチームを率いるのはなんと、この春高校を卒業したばかりの若干18歳、浜辺美波さんです。「主演として引っ張ったかどうかはさておき、楽しく作り上げることができました」と初日舞台あいさつで語った彼女ですが、実は天然でも有名。
東京のTOHOシネマズ六本木にて行われた舞台挨拶には、浜辺美波さんをはじめ、高杉真宙、森川葵、池田エライザなど出演者たちが登場。キャスト陣が客席通路を闊歩しての登壇……になるはずだったのですが、扉から最初に登場した浜辺さんが、客席端っこの通路をひとりで歩いていくという天然ミスを発動し、高杉さんや森川さんらに呼び止められて慌てて本来の正しい導線に戻るというハプニングから舞台挨拶は始まりました。
主役・蛇喰夢子を演じる浜辺さんは、座長としての手応えを聞かれると「最初の登場でわかったと思いますが、主演として引っ張ったかどうかはさておき、楽しく作り上げることができました。映画になるのはうれしいことだけど、面白くもあり、不思議な感じ。こうやってみんなで舞台挨拶をやるのも面白い」と答え、ドラマからの変化に喜びを表しました。
また夢子自らが当事者となり物語を転がすストーリーテラー的な役割をしていたドラマとは異なり、今回は個性的なキャラクターが好き勝手やっているのを、プレーヤーでありつつも全体を俯瞰してみる、という役回りだったそうで、「今回は結構せりふが少なかった」とドラマ版との違いも語りました。
最後に浜辺さんは「私にとって、令和の最初に公開される映画がこの作品でうれしい。それほど撮影も今も楽しくて、思い入れのある作品です。この映画が令和初鑑賞になるのはなかなか濃いことだとは思いますが、そういった新元号スタートも楽しいはず。GWの締めくくりに賭けグルってこの映画に賭けてほしいです」話し、令和と映画の好スタートを期待して舞台挨拶を締めくくりました。