世界的に大ヒットした新海誠監督の『君の名は。』の公開から約3年。6月には地上波で放送され、相変わらずの人気ぶりに高視聴率を記録していました。そんな新海監督の最新作『天気の子』が7月19日に公開されます。さらに、7月2日の東京都港区で行われた製作報告会見では、監督をはじめ、主人公役の俳優・醍醐虎汰朗さん（１８）やヒロイン役の女優・森七菜さん（１７）ら豪華俳優陣、そして主題歌を手がけたRADWIMPSが登場しました。
本作は、現代の閉塞感を象徴するような曇天に、真っすぐな青春の光が差し込むSFファンタジーとなっています。あらすじは、離島から東京に家出してきた少年・帆高は、「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な力を持った少女・陽菜と出会い、天気を仕事にすることを思いつきますが…。すでに、『天気の子』は、140の国と地域での公開が決定していて、新海誠監督が、全世界に向けて「価値観と価値観がぶつかるような映画を作った」と新たなメッセージを発信する作品となっています。point 283 | 1
映画の予告編では、新海監督の特徴である美しい背景映像のカットが公開され、ファンの期待も高まるなか、ネット上では、声優のキャストについて不安視する声が上がっています。主人公・帆高を雇うライターの須賀の事務所で働いている女子大生・夏美の声を、モデル・女優の本田翼さん（２７）が担当しているのですが、その演技が「下手すぎる」と不評なようです。point 226 | 1
最新の予告動画では本田さんのセリフは「私とけいちゃんの関係？君の想像通りだよ」という一言だけ。しかし、このセリフに「下手すぎる」「棒読み」「他の人と比べて浮いてる」などの不満も声が相次いでいます。女優としても度々ドラマや映画に出演している本田さんですが、以前から演技の実力に関して世間から批判されている声が多くありました。実際に聞いてみても、たしかに本田さんの演技に違和感を覚えます。point 250 | 1
ファンの不安が大きくなったのには、それだけではありません。新海監督が、本田さんの演技について言及していたことも背景にあるようです。製作報告会見では映画の制作にあたり、新海監督自身が声を吹き込んだ「ビデオコンテ」がキャスト陣に共有されていたと明かされました。オリコンニュースの記者から本田さんの演技について質問されると、新海監督はこう答えています。point 231 | 1
「（Vコンテで自分が演じた夏美から）どんどん違いうキャラクターになっていく。キャストの中で一番、遠いところにいった」「予想もしないアクセント、言い方ばかりが出てきて。すごく楽しいと思います。（観客も）びっくりすると思います、確実に」
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本田さんをフォローするかのようにコメントをしている新海監督。しかし、実際には監督自身も本田さんの演技が“浮いている”のを実感していると言っているようなものです。とはいえ、公開された部分がワンカットだけだったこともあり、これだけで本田さんの全ての演技の出来を評価するのは無理があるのではないでしょうか。ファンの多くが抱いている「世界観を壊していまうのではないか」という不安も、良い意味で裏切ってくれのかもしれません。いずれにせよ公開されるのが楽しみです。point 287 | 1