近年個人情報に関する問題が大きく取り上げられるようになっています。法規制も厳しくなってきていますが特に気にしていないようなところで情報が漏れてしまっていることもあります。特に不特定多数の人が見ることができる電話帳に氏名と電話番号が記載されていることを意識していない方が多いようです。場合によってはその情報が悪用されることもあります。こうした知識についてきちんと知ったうえで適切な対応を取り自分を守っていきましょう。
電話帳に公開されている個人情報
写真:電話加入権ドットコム
身に覚えのないような商品についての勧誘が電話でやってくるという事は珍しくありません。ある程度自分が利用したことがある会社などであれば納得することもできるでしょうがそうではなく全く関係がないようなところのものも多いはずです。こうした勧誘電話は公開されている電話帳をもとにかけられているという事も多いです。一般的に配布されている電話帳は会社や店舗について掲載されているものですが依頼すれば個人名の記載されたものも配布してもらえるのです。この個人名がのった電話帳を利用してかけてきている勧誘電話も多くあります。携帯電話が普及して固定電話の電話番号を調べるという事は少なくなったので依頼がある場合だけ配布されるようになったので一般的にはあまり知られていないですがこうした形で知らず知らずのうちに個人情報が漏れていることはあります。
写真:起業をめぐる冒険
もちろん正当な勧誘の電話であれば仕方がないという事はありますが高齢者を狙ってかけてくるものなどの中には問題を起こすものも多く含まれています。高齢者の場合は判断力が衰えてきているという事もありますし昔から電話帳にのったままになっているという事も多いですからこうした問題に巻き込まれてしまいやすいのです。ぜひ電話帳に載っている個人情報についても意識して対応していきましょう。
自分で個人情報を守る意識を
写真:ネット回線申し込み徹底比較
自分自身の情報が悪意のある人にわたってしまえば大きな問題につながることは当然のことです。それを止めることは難しいのでまずは個人情報を公開するというときに慎重になっておくべきでしょう。電話帳については特に公開しておく必要がないのであれば次回から記載を削除してもらうという事もできます。最近勧誘電話が増えていると感じている場合はぜひこうした対策をとって情報の流出を防いでいきましょう。
また最近は自分で写真やコメントを投稿するサービスを使っている方も多いですがこうしたところからも個人を特定する情報は洩れてしまう事もあります。写っているものの背景から場所が特定され結果的に住んでいるところがわかってしまうという事もあります。自分だけではなく友人や無関係ながら写真に入ってしまった人にも迷惑をかけてしまう恐れもありますから投稿や公開をする際には慎重になるべきです。
写真:総務省
すべての人が公開される情報を善意で受け取ってくれるわけではありません。それを意識したうえで自分自身が情報コントロールをしていく必要があるのです。インターネットの発達により誰でも情報を公開して誰でも見ることができるようになっているからこそ積極的に発信していくだけではなくその中に公開すべきではない個人情報が含まれていないかという事にも注意しながら利用していく必要があります。
まとめ
写真:ハチログ
電話帳など特に意識していないところからも情報が漏れてしまうという事は考えたことがなかった方も多いのではないでしょうか。しかし個人が特定されるような氏名や電話番号が漏れてしまっているという事は避けたいものですから手続きを取って消すなど対応しておきましょう。さらに自分からインターネットを使って情報を発信するときにも個人情報が必要以上に公開されていないか考えておくことが必要です。こうしたことを意識して自分の個人情報をコントロールしていきましょう。