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文科省「#教師のバトン」プロジェクトが大炎上!!ネットに悲痛な叫びが続出「やりがい搾取」


3月26日に文部科学省が始めた「#教師のバトン」プロジェクト。世の中の現役の教師の声を働き方改革などの実情をSNSで共有を求めたのですが、労働環境への不満や批判などリアルな〝叫び声〟ばかりが呟かれたのです!

文部科学省

「#教師のバトン」プロジェクトは、2月発表の「『令和の日本型学校教育』を担う教師の人材確保・質向上プラン」をふまえて文科省が開始した、新たな「学校の働き方改革」関連施策。

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ツイッター上で「#教師のバトン」を検索してみると、働き方改革などとは程遠い、ブラック企業化している〝学校〟の姿が明らかに…。以下のような現場の悲痛な叫び相次いでいます。

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Google

《3年勤めて精神疾患になりました。土日休めない。毎日残業。毎月90時間近くの時間外労働…》《やりがい搾取。一歳児がいるのに、誰もいないからという理由で運動部の正顧問をもたされる》《減った仕事と言えば、座高とぎょう虫検査ぐらいなんだけど》《残業代いらないので定時退勤できるよう部活顧問制無くしてください》《残業代が出てたら、もうとっくに家一軒建ってる》《若者には〝教師になんかなるな〟って伝えたい》point 344 | 1

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これを受け、3月30日の会見で、萩生田文部科学省大臣が「#教師のバトン」について言及。ほとんどがネガティブな意見だったことについて、今後も教職員の働き方や職場環境を見直していくと表明。

教育新聞

 

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しかし、「一つだけ願わくば学校の先生ですから、もう少し品の良い書き方をしてほしい」と付け加えたことで、火に油を注ぐこととなりさらに炎上。

《教師になんかなるな》とまで書き込まれている始末で、前向きなエピソードはほとんど見当たらない。このギャップにSNSなどでは、《悲痛な叫びに品もくそもあるかよ》《ツイッターがどんな所か文科省は知らないのか?》《本音を聞きたいからツイッターで意見を求めたんじゃないの?》《願わくば品を保てる労働環境にしてください》などの声があがっています。

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エキサイト

ちなみにこのプロジェクトは、「教職の魅力の向上に向けた広報の充実」の一環に位置づけられており、「発信力の高い者による広報や教職の魅力向上の機運を高めるためのサイトの設置等により、広報の充実を図る」とされています。

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「魅力の向上」というフレーズをはじめとして、文部科学省のウェブサイトにはポジティブな表現がズラリ。各自でオリジナルなハッシュタグをつくることが提案されており、その具体例は「#校内の先生自慢」「#教師をやっていてよかったと思う瞬間」などポジティブなハッシュタグが目立ちます。

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文部科学省ウェブサイト

危機感が高まるようなハッシュタグは一つも例示されておらず、おそらく前向きで夢のある、教師エピソードが期待されていたのだと思われますが、現実はネガティブな声ばかり。

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今回の件をきっかけに教育の現場で奮闘する教師たちの本当の願いが届くことを願いたいものです!