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木村拓哉は演技が上手い?ドラマに入る前の役作りが凄いと話題に


木村拓哉と言えば、数々の大ヒットドラマで主役を演じ「視聴率男」とも呼ばれていましたが、最近ではかつての勢いがなく「キムタクでは視聴率が取れない」といった声も囁かれています。さらには、「いつも演技が変わらない」「演技が下手」だという声すら聞こえてきます。
しかしながら、実際に木村拓哉と共演した俳優や監督たちは、彼の演技力や役作りを絶賛しています。そこで、木村拓哉の演技力や役作りについてまとめてみました。

写真:88razzi.com

◼︎木村拓哉の演技の原点と独特の台詞暗記法

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写真:kenshin.hk

木村拓哉は1987年にアイドル・グループsmapのメンバーとしてデビューしますが、ヒット曲に恵まれず、長い下積み時代を経験していますが、1989年に蜷川幸雄氏が演出を手がけた舞台「盲導犬」で本格的な役者としてのスタートをきっています。稽古が厳しいことで知られる蜷川幸雄氏は、アイドルであっても容赦なく演技の基礎を叩き込んだそうです。ストイックな事で知られる木村拓哉が周囲に「辛い」と漏らし、さらには頭髪の一部分が白髪になったという逸話も残っていますが、この作品で演技の基礎だけでなく役作りに対する執念を学び取ったことは間違いありません。
その後、1993年に放送されたドラマ「あすなろ白書」では、ヒロインを愛しながらも自分から身を引くという難しい役どころを見事に演じ切り、俳優として大ブレイクを果たします。その後も「若者のすべて」(1994年)、「人生は上々だ」(1995年)といった話題作に出演します。
そして、1996年には木村拓哉の代表作ともいえる「ロングバケーション」に出演します。実はこの作品で木村拓哉は、台詞を文字で覚えるのではなく、映像をイメージしながら覚えることを自然と身に付けていきます。そうすることで、より自然と台詞が出てくるようになりますから、いわゆる演技臭さがなくなり、リアリティが増してくるのです。極端にいえば演技することすら必要とせず、その人物になりきるのがキムタク流の役作りでもあるのです。point 621 | 1

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写真:ent.sina.com.cn

◼︎木村拓哉の演技が凄すぎると評価される理由とは

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写真:mirrormedia.mg

ロングバケーションの大ヒットを受け、木村拓哉は様々なドラマに出演することになりますが、一切妥協することなく役作りに没頭していくようになります。松たか子と共演したドラマ「ラブジェネレーション」では、トレードマークであるロン毛を劇中で断髪したり、映画「無限の住人」では、スタントなしで右目を潰したまま300人を相手とした殺陣に挑戦して見事に成功させています。スタッフからは、特殊メイクや効き目とは反対の目を隠すことが提案されましたが、より原作に忠実であるために右目を潰したスタイルを貫き通しました。
さらに、2017年に放送された「A LIFE~愛しき人~」では優秀な外科医を演じていますが、木村拓哉はキャラクターの内面から役作りを行うのではなく、キャラクターそのものになりきることから始めます。外科医を演じるのであれば、徹底的に手術のシーンにリアリティを持たせるよう、プロの厳しい指導を受けて自分を追い込んでいくのです。
つまり、完璧主義者である木村拓哉は、より自然にそのキャラクターになりきろうとしていますから、演技に幅がないといった誤解を受けることもありますが、実は非常に高いレベルで演技をしており、目の動き一つにとっても非常に計算されていることがわかります。こういった部分が、共演者やスタッフから木村拓哉の演技は凄すぎると言われる所以なのです。point 588 | 1

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写真:hk.on.cc

◼︎まとめ

木村拓哉は「視聴率男」として、その演技が高く評価され数々のテレビドラマに出演していますが、役者としての原点は蜷川幸雄氏が演出を手掛けた「盲導犬」であることは間違いありません。この作品において厳しい演技指導を受けながら役作りの難しさや楽しさを肌で感じることとなります。
その後、木村拓哉はドラマ「ロングバケーション」に出演しますが、この時台詞は文字として覚えるものではなく、その場面のイメージを広げながら覚える手法を身に付けることになり、よりナチュラルに演技ができる俳優として現在も高い評価を得続けているのです。point 320 | 1

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