スポーツ界でもよくあるとされる「いじめ」。今回はそんな「いじめ」に耐えられず、日本に帰化した中国人卓球選手・小山ちれの話を紹介します。

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小山ちれプロフィール

中国名: 何智丽(か ちれい)

生年月日: 1964年9月30日

出身地: 中華人民共和国上海市

卓球界で有名な「何智丽事件」って？

卓球界の中では有名とされている「何智丽事件」というものがあります。それは何かというと1987年にさかのぼりますが、世界選手権で中国代表として出場していた小山ちれは、決勝戦にて相手の中国人選手のためにわざと負けろと上層部から指示があったんだそうです。いわゆる八百長ですね。

これに勿論納得がいかない彼女は、上層部の指示を無視し、見事世界制覇を果たしました。しかしこれに対し、上層部は相当激怒したようで、彼女は金メダルを獲ったにも関わらず代表チームから外されることになります。本来は金メダルを獲ることは光栄なことなのに「事件」と受け継がれているのはなんともかわいそうですね。

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いじめに耐えられず日本に帰化した小山ちれ

「何智丽事件」以降、中国側からの陰湿ないじめに遭った小山ちれはだんだん耐えられなくなり、そんな中国協会に復讐するために日本国籍を取得することになります。この事件をきっかけに日本代表になった小山ちれは今まで8度の優勝を収めています。1994年の広島アジア大会にて、中国人選手である鄧亞萍(とう あひょう)を破り、中国に見事復讐を果たしました。

小山ちれの現在は？

そんな小山ちれですが、1989年に当時の池田銀行(現:池田泉州銀行)の卓球部の日本人コーチ･小山英之と結婚していますが、旦那の不倫が原因で2000年に離婚しています。現在は年に数回行われる卓球教室を指導しているそうです。

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まとめ

以上、小山ちれについてまとめてみました。国籍を変えるほど彼女にとって大きな出来事だった「何智丽事件」は、結果的にいい方向へと作用したのではないでしょうか。彼女は現在選手としては活躍していないものの、卓球界にはまだ身を置いているみたいなので、彼女の今後も期待したいところです。