TBS系情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』では20日、東京オリンピックでマラソンや競歩等の競技が札幌開催になる可能性があることについて報道。
これらの一連の報道について、出演者のビートたけしが苦言を呈したことがネット上で話題となっており、共感の声が相次いでいます。
同日、たけしは、一部競技を東京から札幌で開催することに対して、
「オリンピックっていう名前を変えなきゃいけないよね。おかしな話になってきた」と語りました。
続けてたけしは、
「都市でやるのがオリンピック。もともとギリシャとかアテネでやってたもの」
「クーベルタンとかアマチュアリズムが全部なくなって、ロスオリンピックあたりから経済中心になっていった」
とオリンピックの現状について熱弁しました。
さらにオリンピックについての問題点についても語っており、
「今ではプロでも出られる4年に1回の興行になっちゃった。これで各国が儲かろうって」と指摘。
このたけしの持論に対して、安住紳一郎アナは、
「7月から8月にオリンピックやるようになったのは2000年くらいから」
「もともとは10月開催だった」
「お金を出しているのがアメリカの放送局で、スポーツファンが暇をしている時期にどうしてもやりたい」
とオリンピック開催の裏事情を補足説明しました。
IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が17日、
東京オリンピックのマラソンと競歩の会場について、「IOC理事会と大会組織委員会は、札幌市に移すことに決めた」と述べたことに対して、否定的な声が飛び交っている中、
たけしの「前提が崩れているのだからオリンピックという名前を変えるべき」という持論にネットでは共感の声が相次いでいます。
「もうアマプロ関係なくなったよね」
「選手ファーストじゃないよね」
などの声が上がっており、また安住アナの「アメリカへの配慮である」という解説には、
ネット上からは「知らなかった」「そうだったんだ」などの驚きの声もあがっていました。
今回の判断には、9月下旬に開かれたドーハ世界陸上のマラソンと競歩で棄権者が続出したことが影響しているといいますが、
批判的な声が相次ぐ中で、全国で放送されるテレビにも関わらず、利権問題に切り込んだことへ褒めるコメントも多数上がっていました。
時が進むに連れ問題が浮き彫りになる東京五輪。
ボランティア問題、札幌開催など、様々な課題がある中、今後どのように進展していくのでしょうか。