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戦争映画の代名詞「火垂るの墓」が放送されなくなった理由は?


子どもも見られる戦争映画でもある火垂るの墓は、以前は夏になるとよく地上波で放送されていました。しかし、最近は放送されていません。戦争の悲惨さを子どもの目線で見ることができる映画ですが、なぜ放送されなくなったのでしょう。

火垂るの墓に出てくる節子が持っていたドロップが問題の一つだと言われています。このドロップはお家騒動が起こっており、訴訟問題にまで発展したのです。このような事情から放送されなくなったことが考えられていますが、他にも放送されなくなった理由が考えられます。

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写真:buzz-plus.com

視聴率が低下していることが大きく関係しているようです。放送され始めた当初は20%を超えることもありましたが、何度も再放送を繰り返していくうちに徐々に視聴率が低下しています。特に、2007年以降は一けた台にまで視聴率が落ちてしまいました。テレビ局ですから、スポンサーもいるわけですし、視聴率が低下してしまうと困ります。視聴率がここまで下がってしまうと、定期的に再放送すること自体が難しいのかもしれません。point 267 | 1

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写真:wp.com

以前と比べると今では裏番組に強力な番組が存在していることもあるでしょう。視聴率上位に入るような裏番組があるとなかなか人気の作品とは言え、すでに見たことがある人はチャンネルを他に回してしまうのではないでしょうか。

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政治的な背景も理由の一つです。今のテレビ局は左傾化しています。火垂るの墓では、日本人の子どもが戦争によって食べ物に困ったり、親を亡くしていく場所さえなくすというとても悲しい状況を描いています。しかし、左向きの人にとっては、日本が戦争によってつらい思いをしている事実を認めたくはないのです。

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写真:amazon.com

子どもとは言え、火垂るの墓は実話を元にして描いた作品ですから、現代のテレビ局の思想とは合わなくなってしまったのでしょう。日本が被害者だと認めるような映画を流したくないという背景が見え隠れしています。

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写真:wp.com

いくつかの理由が考えられますし、他にも理由はあるのかもしれません。ドロップのお家騒動も理由の一つとは言え、それよりも視聴率の低下や政治思想のほうがずっと大きな影響があります。

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写真:ntv.co.jp

やはり、テレビ局としては視聴率が低迷していることが一番困ることです。今では、テレビ以外の娯楽も増えていますから、視聴率が低下してもおかしくはありません。しかし、ゴールデンタイムに視聴率が一けた台ではさすがに放送を継続できなくなったのでしょう。優れた作品も視聴率には勝てなかったようです。

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