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大坂なおみ、‟人種差別抗議運動の象徴”でも試合ボイコットには邪推の声が!!


27日(日本時間28日未明)、女子テニスの大坂なおみ選手が、出場中だったツアー大会を前日にボイコットすることを表明。アメリカのウィスコンシン州で黒人の男性が警察官に撃たれたことに対する抗議が目的でした。ところが、一転して、28日に行われる準決勝に出場することが分かったのですが、一部で大坂選手に対し批判や野次が飛んでいます!

ハフポスト

アメリカでは‟BLM運動”(ブラック・ライブズ・マター=黒人の命も大切だ)が世論の中心となっていましたが、ようやく着いてきたと思った矢先に、ウィスコンシン州で黒人男性が警官から銃撃される新たな事件が発生!

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抗議デモや略奪騒動が勃発している中、ニューヨークで行われていた「ウェスタン&サザン・オープン」の準決勝に進んでいた大坂なおみ選手がボイコットを表明、当日の試合が全て中止となりました。

Yahooニュース

また同州に本拠を置くプロバスケットチームも試合をボイコットしNBAの試合が中止、メジャーリーグの試合も延期に。

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今年5月、ミネソタ州で起きた警察官が黒人男性を踏みつけて窒息死させた事件をきっかけに全米各地に抗議運動が広がった時も、大坂選手は率先して持論をSNSで発信し、抗議デモにも参加していました。

ハイチ人の父と日本人の母を持つ大坂選手はアメリカで育ち多様な文化を経験した反面、理不尽な差別も受けてきたと思われます。

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Google

そんな大坂選手がトップアスリートとなり、今その発言力や行動力は米国でも大きな影響力を持つようになっています。

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スポーツに政治を持ち込むなという苦言や、激しさを増す人種差別への抗議運動の象徴にもなることもありますが、彼女は多くの人が他人事として沈黙することに対する違和を表明。敢然と立ち向かっています。

今回の事件に関し、大坂選手はツイッターで以下のように投稿しています….

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「私はアスリートである前に、一人の黒人の女性です。私のテニスを見てもらうよりも、今は注意を払わなければならない重大な問題があります」「警察による黒人虐殺が続くのを見ていると、吐き気がします」

不快感な感情をあらわにし強い口調で抗議した大坂選手。こうした勇気ある行動には多くの支持が集まりましたが、一方で、『自分は黒人代表であって日本代表なんて思ってないんでしょうね』『日本人じゃなかったの』などと、心ないコメントもみられています。

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モデルプレス

大坂選手は米紙ウォールストリート・ジャーナルの発行する雑誌の9月号の表紙に登場し、自身の差別に対する考えも明らかにして注目されました。

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その中には、日本で体験した差別にも触れ、「異人種に対する日本社会の無知から来ている」と指摘しています。

また、「米国社会の激しい憎悪から来る差別とは違うが、日本で暮らす自分と似たような境遇の人のために、何か基盤となるようなものを築いていきたい」と抱負を語っています。

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Twitter

大坂選手は差別への抗議運動を積極的に行っており、スポーツ選手だから政治的発言はすべきでないという声には真っ向から反論。

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女子テニスには黒人選手は少ない状況で、マネジメント会社も大坂選手の行動を後押ししていました。

このような行動が今回、主催者である女子テニス協会(WTA)を動かし、26日の深夜になって「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」の27日の試合を中止とし、28日に再開すると発表。

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差別意識や排除思考は、コロナをきっかけにさらに強くなってきており、今後スポーツ界の人種差別への抗議運動はさらに広がりを見せそうです。

どんな批判や野次を浴びようと反差別への姿勢を揺るがさない大坂選手。これからも強く発信していくことでしょう。

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