現在NHKの朝ドラ「なつぞら」で主演を務める女優の広瀬すずが、ファッションブランド『earth music&ecology』とコラボデザインしたワンピースが、他のブランドのパクリではないかと16日発売の「週刊新潮」で報じられ、ネット上ではこのパクリ疑惑に炎上騒ぎとなっています。
「新潮」が今回問題視しているのは、ファッションブランド「earth music&ecology」が4月より販売された「【広瀬すず×earth】・サイドプリーツワンピース」です。これが、若手デザイナー・江角泰俊氏が手掛ける「EZUMi」のワンピースに酷似している指摘し、話題になっています。
ファッション誌のライターは以下のように語っています。
「確かに、両ブランドの通販サイトを見比べると、袖の長さは違えど、パッと見、似ています。しかし、流通しているファッションアイテムは、そのほとんどがパクリと主張できそうなほど似たデザインであふれている。実際、『ワンピース サイドプリーツ』とネット検索すると、これに似たような服は他にもわんさか出てきます。確かに、パクリを疑われるような商品を広瀬の名前を使って販売していた『earth music&ecology』に落ち度はありそうですが、『EZUMi』をパクッたと決め付けるには、説得力が足りないような気がします」
実際、ここ最近人気のデザインなため、「ワンピース サイドプリーツ」で検索すると、同じようなデザインのものはすでに多数販売されており、『EZUMi』以上に形が似ているものまで見つかるため、すでに定番化されつつあるデザインとも言えます。
また、今回の炎上について、同ライターは「新潮」の記事の出し方が「いじわる」だと指摘し、以下のように話しています。
「『週刊新潮』は、雑誌の発売日の前日に、ネット上にショートバージョンの記事を掲載。これが拡散され、たちまち炎上しました。しかし、翌日発売された雑誌の記事を読むと、広瀬の所属事務所がデザイン案を提出したタイミングや、そもそも『EZUMi』を知らないことなどを説明し、疑惑を否定している。それどころか、ショートバージョンの記事には『デザインが類似しているということは私たちも認識できます……』という事務所コメントの一部が使われており、あたかもパクリを認めたかのような印象を受けます」
朝ドラも平均視聴率が20%を超えるなど人気絶頂の彼女なだけに、何かと目立ってしまいがちですが、今回のことは彼女には気の毒なとばっちりだったのではないかと思います。心無い言葉に左右されずにますます活躍してくれることを祈りたいですね。