中国の人気女優・鄭爽(Zheng Shuang)氏が極秘に2人の子どもを代理出産させ、さらに養育を放棄している疑いが浮上し、中国で大きな話題となっているようです。
中国当局はすぐに「代理出産は違法行為だ」と声明を発表しており、ファンだけなく、政府までもがピリピリした状態になっているようで、大きな社会問題に発展しているといいます!
鄭爽氏は2009年、日本の『花より男子』の中国版ドラマ『一起来看流星雨(英題:Let’s Watch The Meteor Shower)』でヒロイン役を演じて一躍ブレーク。「1990年代生まれの四大女優」の1人に数えられました。
その後も多くのテレビドラマなどで主役を務め、ソーシャルメディアでは約1200万人のフォロワーを持っており、中国では知らない人はいない大女優です。
騒動の発端となったのは、鄭爽氏の元交際相手で米国に長期滞在している張恒(Zhang Heng)氏が「幼く罪のない2つの命のため、私は米国を放れられない」と中国版ツイッター・微博(ウェイボー、Weibo)で明かしました。
それをきっかけに中国メディアは2人の子どもの出生証明書を掲載。2人は2019年後半と2020年前半に別々の女性から生まれ、母親は鄭爽氏と明記されていたというのです。
約1週間前に鄭爽氏をキャンペーンに起用すると発表したばかりのファッションブランドのプラダは、鄭爽氏との契約を破棄すると表明。他の契約企業も追随したといいます。
鄭爽氏が出演する映画・テレビの制作・放映も延期する流れとなっており、インターネット上では非難の声が相次いだそうです。
この騒動に対し、中国中央テレビ(CCTV)は「政府は代理出産を禁じている。代理出産と養育放棄は公序良俗に反する」と報道。
中国政府は2001年に代理出産を禁止しており、海外の代理出産を罰することは法的に難しいが、中国共産党中央委員会は公式アカウントで「法律の抜け道を使うのは、中国人としての法律を順守していない」とコメントを出しました。
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