事実でないことをあたかも本当であるかのように語る人は、意外と多いようです。他愛もない嘘もあれば、人を傷つけてしまう嘘を口にする人もいます。こうした虚言壁の人間にはどういった特徴があるのかを詳細にまとめてみました。
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男性に多い特徴
虚言癖のある男性の特徴として、プライドが異常に高いというものが挙げられます。プライドが高いのに中身が伴っていない人も多く、どうにか取り繕うとして無意識に嘘をついてしまいます。ある程度、知能が高く論理的な語りをできる人は、さも本当であるかのように信憑性の高そうな話を展開できます。彼らが何を欲しているかと言うと、他者からの承認。「すごいですね！」といった反応が何よりの大好物で、それを得られるのであればどんなことでも口にします。初対面の人はコロッとだまされることもあるでしょう。素性が知れない人も多く、常に一定の距離感を保とうとします。point 347 | 1
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住んでいる場所に対しても見栄を張ることがあり「億ションで生活している」と豪語していた人が、実はみすぼらしい安アパートで暮らしているということも十分、あり得ます。必要以上に自分の存在を大きく見せようとするため、やがて綻んでいくパターンがほとんど。段々と人が去っていき、余計に満たされなくなる人も少なくありません。「嘘の上塗り」という言葉がありますが、最初についてしまった嘘を成立させるために、違う嘘を次々についていくという悪循環に陥ってしまうのです。point 300 | 1
女性に多い特徴
女性の場合、妄想を本人が信じ込んでいるケースがよく見受けられます。中には「私はあの有名芸能人と今、交際しています！」といった旨を堂々と自身のブログに書いている女性もはいます。何らかの精神疾患や人格障害である可能性が高く、医師や専門家から統合失調症や妄想性パーソナリティー障害といった診断を受ける人もたくさんいます。
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「自分が病気に罹患している自覚」のことを「病識」と言うのですが、虚言癖のある女性のほとんどが病識を持っていません。聞いている人からすれば「そんなことがありえるはずないのに…」と思える不合理なことでも、語っている本人は真実であると思いこんでいます。
大人と子供の違い
大人の虚言癖は治りづらく、子供のそれは治りやすいと言われています。脳には可塑性というものがあります。可塑性とは、粘土を指でギュッと押した際に、歪みやひずみがそのまま残る現象を指します。子供の脳は可塑性が高いため、修正がしやすいのです。例えば寂しさをずっと抱えているような子供が人の関心を引こうとした結果、常習的に嘘を言ってしまうということがあります。
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原因がはっきりしているため、寂しささえなくなれば虚言壁も収まっていきます。しかし大人は可塑性が低いため、虚言癖を治すことが非常に難しいと言われています。嘘をつくことがその人の人生において重要事項となってしまっているため、今更それをしなくなるというのは考えづらいでしょう。よって大人の虚言癖の方が根深いと言えるのです。
まとめ
虚言癖の裏にあるのは、満たされない思いであることがほとんど。足りない部分を無意識に補填しようとした結果、嘘をついてしまうというのはある意味で切ない行為です。人間関係に恵まれている人で、虚言癖がある人は皆無。嘘が露見することで「おかしな人」といったイメージがつくため人が遠ざかっていきます。
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その穴埋めをしようとした結果、嘘をつき続けなければいけなくなるのです。まだ人としての柔軟性が高い若い時期の虚言癖は治せる可能性があるものの、大人になってそれをやり続けている人は一生そのままなのかもしれません。