京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第１スタジオで３４人が死亡した放火殺人事件…。
同社は２５日、支援金の預かり口座に開設から２１時間で２億７４３２万円（１万３９９１件）が寄せられたことを明らかにしました。
支援金を受け、同社の代理人を務める桶田大介弁護士は「ただただ、ありがたい」と話しています。
桶田大介弁護士によりますと、支援金の多くは国内の個人からの振り込みとみられ、中には１００万円を寄せた人もいるといいます。
また国内だけにとどまらず、米テキサス州のアニメ関連会社や中国のファンら、海外からも支援の申し出があったと話しています。
京都アニメーションは、同社を支援するための募金活動が各地に広がっていることを受け、２４日午後６時に支援金の受け付け専用口座を同社ホームページ（http://www.kyotoanimation.co.jp/）で公表。
２５日午後３時までの受け付け分を集計しました。そして、その支援金は、遺族の方や療養中の社員への支援のほか、会社再建にも使う予定だと話しています。
放火事件から１週間がたち、同社の八田英明社長は代理人を通じ、メッセージを発表しました。
八田英明社長は、「世界中、信じられないほど多くの人たちが、私たちに想（おも）いを寄せて下さっていることを知りました。皆さんの想いは、今、暗闇に立ち向かっている私たちにとって、かけがえのない縁（よすが）です」とし、「京都アニメーションは、これからも世界中の人たちに夢と希望と感動を育むアニメーションを届けていくため、手を差し伸べて下さる方々とともに、必死に戦っていきます」と綴っています。
支援金の預かり専用口座については以下をご覧ください。
京都信用金庫南桃山支店の「当座 ０００２８９０ 株式会社京都アニメーション 代表取締役 八田英明」
日本国内だけでなく、海外からも支援金が届いているということに対し、ネット上からは多数の意見が寄せられています。
「メディアは事件の残忍さを伝える事で、予備軍の模倣を抑止しようと考えるでしょうが、もう事件の残忍さは十分伝わっているので被害者の公表は各遺族の意思を尊重してもらいたいです。」
「日本のアニメ文化に国境は無いと言う事ですね。世界の追悼の気持ちにはただただ感謝です。犯人には出来うる限り最大限の罰を与えてほしい！」
「Twitter等で世界各国からのお祈りの言葉と、ご支援の気持ちを見て、本当に有難い事だと思いました。」
日本のアニメは世界各国で愛されています。
ご遺族や被害者の方々、関係者の皆様の傷が少しでも早く癒えますように……..。