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江戸川区が避難勧告40万人越!?「ここにいてはダメ」過激な水害ハザードマップが話題に


台風19号の影響で、Twitterではトレンド上位「江戸川区」が入るという注目を集めています。江戸川区は、江戸川と荒川に囲まれる立地で、標高が海面より低い“海抜ゼロメートル地帯”が多いことから、災害の時には注意が必要です。そのため、台風接近に伴い江戸川区に住む約42〜43万人に避難勧告が出されたことが、インターネット上で話題となっています。

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NHK NEWS WEB

東京都江戸川区は、台風による雨で荒川流域の平均雨量が500ミリを超えると想定されることから、浸水のおそれのある地域の21万4000世帯、43万2000人に避難勧告を出しました。5段階の警戒レベルのうちレベル4にあたる情報で、江戸川区は区内の小学校と中学校65校を避難所として開設し、速やかに全員避難するよう呼びかけました。これほど警戒レベルが上がるのには、江戸川区の立地が影響しています。江戸川区は荒川や江戸川など大河川の最下流に位置していて、陸の7割が満ち潮の海面よりも低い“海抜ゼロメートル地帯”になっているのです。point 320 | 1

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fnn.point 54 | jp

そのため、19年5月に発表された「江戸川区水害ハザードマップ」冊子では、表紙に描かれた地図のうち、江戸川区部分に「ここにいてはダメです」と清々しいまでにインパクトのある見出しがネット上で反響を呼んでいます。江戸川区が11年ぶりに改訂した水害ハザードマップには、関東地方で降った雨の大半が江戸川区に集中するということが書かれています。そのため、巨大台風や大雨が降って河川が氾濫したり、高潮が発生したり、排水が間に合わなくなると“区内のほとんどが水没してしまう”ということです。point 295 | 1

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fnn.point 54 | jp

さらに被害は江戸川区にとどまらず、墨田区、江東区、足立区、葛飾区を含む江東5区で発生し、最悪の場合250万人が被災すると想定されています。ハザードマップには、表紙のインパクトあるフレーズだけでなく、「あなたの住まいや区内に居続けることはできません」とも書かれています。これは、「高い階だから大丈夫」「マンションだからなんとかなる」などと甘く考えている区民に訴えかけているようです。なぜここまで広域避難を促しているのでしょうか。それは、江戸川区で洪水が発生すると長いところでは2週間以上浸水が継続する可能性があるからだといいます。point 320 | 1

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fnn.point 54 | jp

江戸川区だけでなく、江東5区の250万人が被災すると、ライフラインが途絶え、救助も混み合い、支援が行き届かないまま2週間生活なければならないと注意を促しています。Twitter上では、こうした内容が賛否両論となっています。「命が惜しければ余所へという宣言なのか」「江戸川区内には居場所はないのんか?」という否定的な意見から、「これぐらい言わないとみんな意識しないでしょ」「変な嘘や誤魔化しをせずに正確な説明をするのはいい」などの肯定的な意見が寄せられています。物議を醸してはいますが、反響を呼んでいるのは間違いありません。そこで、区の担当者に取材を行い、過激なフレーズの意図を伺いました。point 350 | 1

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fnn.jp

記者:過激な言葉を使ったのはなぜなのか

担当者:まず、このハザードマップを見て、正しい情報を理解して、広域避難について考え、そして自らの命を守る行動に結び付けていただきたい、という思いをこのフレーズに込めています。

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記者:「広域避難」ではなく、高い所に登って洪水をやり過ごす「垂直避難」はダメなのか

担当者:「垂直避難」でやり過ごすという考え方は確かにありますが、ハザードマップにも書いてある通り、浸水が2週間続く可能性があります。
水害が起きるのは真夏の暑い時期になる可能性が高く、そんな中で電気・ガス・水道・トイレも使えない、過酷な生活を続けるのはとても大変です。
厳しい生活によって病気やケガをしたり、二次被害が起こる可能性もありますので、浸水のない安全なところに避難していただきたいです。

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google image

区民の安全を第一に考えて作成したと語る担当者は、「災害9時間前になると、逆に広域避難をするのは危ないので、命を守る行動として緊急的に垂直避難を呼びかけるしかない。」とし、「こういうことにならないように早めの避難をお願いしたい」と訴えました。実際に、今回の台風19号の影響で、都内で最も避難した人数が多かったのは江戸川区の2万1919人だったことが発表されていて、都の防災担当者は「台風情報を確認したうえで、不要不急の外出を控え、自らの命を守る行動を早め早めに行うようにしてほしい」としています。point 310 | 1

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