年々増加している乳がん。女性にとって最もかかりやすい癌として、甲状腺がんの次に乳がんが挙げられています。乳がん患者は毎年4%ずつ増加していますが、遺伝的・環境的要因以外に原因が分かっていないとされています。乳がんは35~60歳の女性が最もかかりやすいといわれていますが、近年は若い女性の世代の間でも罹患している関係で、全ての年代で注意が必要ながんとして数えられています。
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他のがんも同じことがいえますが、乳がんも初期症状が分かりにくいため、検診が必要な疾患です。乳がんの早期発見で5年生存率が92.3%と、ほとんどの確率で助かる見込みがあるため、女性ならば乳がんの初期信号を知る必要があります。
乳がんの初期症状
前には無かったしこりがある
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初期症状のうち、最も多いのがしこり。乳房またはワキに、前には無かったしこりのことを言いますが、この場合80%は水疱や乳腺炎など、がんとは全く関係ない良性腫瘍の可能性が高いので、病名を知るためにも必ず検診には行きましょう。
生理周期とは関係のない痛み
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女性の約7割は生理痛で胸の痛みを感じているはず。ただ1ヶ月以上痛みが続く人もいます。この場合は乳がんや乳腺炎の可能性が高いので、専門医の診断が必要です。
胸の大きさが左右で違う
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胸の大きさが左右で違う場合は乳がんの初期症状の可能性あり。いつもとは違い、乳頭が陥没していたり、腕が腫れていることもあります。
突然肌の組織が変わっている場合
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突然乳房の周りがみかんの皮のようにしわができてる場合、乳がんの疑いあり。また、乳頭の色が普段と違う場合もあります。
原因不明の分泌物
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下着に原因不明の分泌物が染み付いている場合、乳がんの初期症状の可能性あり。両胸から白い分泌物が出る場合は正常な分泌物といえますが(この場合1ヶ月以内に治る場合が多い)、乳がんの場合、片胸のみに濃い目の黒、または血が混じった分泌物が出るそうです。