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小学校を思い出す…谷川俊太郎の代表作まとめ


谷川俊太郎は日本を代表する詩人で、翻訳家や絵本作家、脚本家としても活躍しています。17歳の頃から詩作を始め、21歳の時に詩集を始めて刊行しています。谷川俊太郎の作品は海外でも人気が高く、英語やドイツ語、フランス語、中国語、デンマーク語、モンゴル語、スロバキア語などにも翻訳されています。谷川俊太郎は日本ビジュアル著作権協会の会員でもあり、著作権保護の活動にも熱心に取り組んでいことでも知られています。子供向けの絵本なども数多くあり、多くの作品が学校の教科書に載っているので、耳にしたことがあるフレーズがあちこちに溢れています。

 


写真:maybe73.jp

谷川俊太郎の代表作というと、「生きる」という詩を真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。「生きる」は小学校の教科書に掲載されていた作品で、一度は読んだことがあるという人も多いと思います。生きるということや命をテーマにした作品で、分かりやすい平易な言葉で表現されています。谷川俊太郎の詩集「絵本」に収録されている14行の詩と「うつむく青年」に収録されている39行の詩があります。「生きる」は、合唱曲にもなっています。現在でも多くの人に感動を与えており、「生きる」をテーマにしたインターネットサイトなども存在しています。point 332 | 1

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写真:otsukastone.co.j

次に、「二十億光年の孤独」という作品があります。これは1952年に刊行された谷川俊太郎の処女詩集「二十億光年の孤独」に掲載されている作品で、作品名が詩集のタイトルにもなっています。「二十億光年の孤独」は宇宙を題材にした作品で、この作品によって谷川俊太郎はデビューしています。

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写真:amazon.co.jp/

それから1973年に刊行された「ことばあそびうた」という絵本もあります。刊行されてから数十年が経過していますが、多くの子供達に読み継がれてきた絵本です。15編のことばあそびうたで構成されており、全て平仮名が使われています。漢字が使われていないので大人が読むと少し読みにくいような感じもありますが、とてもリズミカルで楽しくなるような言葉が並んでいます。例えば、「かっぱかっぱらった」などのフレーズがあります。谷川俊太郎は言葉が本来持っている音楽性が、失われているように感じていました。その音楽性を蘇らせたいとの思いから生まれた作品と言われています。また、谷川俊太郎はこの作品について、普通の詩よりもはるかに書くのが難しいと語っています。point 383 | 1

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写真:cinematoday.jp

その他にも谷川俊太郎の作品には、「しんでくれた」「うんこ」といった面白い題名の絵本もあります。「しんでくれた」は、子供向けの絵本としてはとてもショッキングなタイトルのように思えます。しかし、人は他の動物の命を絶って食べることで生きており、そういった普遍的な人の営みを描いた作品です。食べ物に対して感謝の気持ちを持てるようになる一冊で、人の生命を題材にすることの多い谷川俊太郎ならではの作品といえます。「しんでくれた」は食育の場でも貴重な作品になっています。「うんこ」も子供が読んだら笑いたくなってしまうようなタイトルですが、排泄というのは人の体にとって、非常に重要な欠かせない営みです。どんな人でもうんこをせずには生きていません。命や生きることそのものをテーマに掲げることの多い谷川俊太郎ならではの作品です。point 427 | 1

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写真:feature.cozre.jp

谷川俊太郎の代表作には、翻訳作品や作詞した作品もあります。谷川俊太郎の最も有名な翻訳作品は、オランダ出身の絵本作家レオ・レオニの作品「スイミー」です。「スイミー」は小学校の国語の教科書にも掲載されており、小さな魚のスイミーが主人公です。日本でもよく知られています。谷川俊太郎が作詞した作品には、「月火水木金土日のうた」があります。この作品は、第4回日本レコード大賞作詞賞を受賞しています。

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