「涙活」というものがあります。泣く事でストレス解消するという活動ですが、その方法を手軽に実践できるとして「泣ける映画」は人気です。特に恋愛をテーマにしたストーリーは人の感動させるため「泣ける映画」のなかでも恋愛映画は重要視されています。そんな恋愛映画をジャンルに関係なくまとめてみました。
泣ける映画その1、ブルーバレンタイン
写真:Yahoo!映画
2010年の映画「ブルーバレンタイン」はサンダンス映画祭やカンヌ国際映画祭といった世界的に有名な映画祭で注目された映画で、あまりにも胸を締め付ける恋愛模様から「トラウマ恋愛映画」とも評されています。しかしそのリアルさが逆に評判を呼び、現在では「泣ける映画」として名高いです。そんな泣ける映画「ブルーバレンタイン」の主役は努力家のシンディと気分屋なところがあるディーンの2人で、物語は2人の出会いから始まります。最初は互いを思いやっていたシンディとディーンでしたが、夫婦生活が経っていくにつれてすれ違うように。そして最後には離婚するのですが、それに至るまでの経緯はとても痛々しく涙なしでは見られません。
泣ける映画その2、シザーハンズ
写真:Yahoo!映画
1990年の映画「シザーハンズ」は恋愛というジャンル以外でもおすすめされる泣ける映画です。ティム・バートン監督の代表作である「シザーハンズ」の見所は人造人間のエドワードと彼を見つけたペグの娘であるキムの切なくてピュアな関係に尽きます。お互いに惹かれ合うものの、エドワードはハサミの手のせいでキムに触れられません。キムはキムで、街の住人たちからエドワードを守るために自分の気持ちを押し込んで別れて暮らす事を選ぶ姿は痛々しいです。この繊細な恋愛模様は公開されてから現在まで「泣ける映画」として愛されています。
泣ける映画その3、最後の忠臣蔵
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「最後の忠臣蔵」は恋愛という面だけでなく、男たちの人生や武士の生き様など様々な面からでも「泣ける映画」と言えます。世間を騒がせた赤穂浪士の吉良邸討ち入りにおいて46人の浪士たちが切腹を命じられました。その46人の深い縁を持つ瀬尾孫左衛門と寺坂吉右衛門は16年ぶりに再会します。しかし対等だった2人の立場は様変わりしていました。瀬尾は逃亡者、寺坂は討ち入りの語り手です。だからこそ瀬尾は瀬尾が討ち入りから逃亡したのか気になり始めました。そこには討ち入りに負けないくらい切実な忠誠心があったのです。以上が「最後の忠臣蔵」のあらすじです。恋愛映画というよりもジャンルや年代に関わらない「泣ける映画」の面が強いですが、おすすめの作品だと断言できます。
泣ける映画その4、耳をすませば
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アニメ映画のなかでもトップクラスに入る「耳をすませば」は青春と恋愛を織り交ぜたストーリーが見所です。ジブリ作品は「泣ける映画」が数多いですが「耳をすませば」は夏に見たいアニメ映画として人気を博しています。主人公の雫は本が好きな中学生です。 彼女はひょんなことからヴァイオリン職人を目指す天沢聖司と出会います。当初は性格の不一致から反発していた雫でしたが、徐々に聖司に惹かれていく自分に気づき、ある挑戦をするのでした。以上がアニメ映画「耳をすませば」のあらすじです。惹かれ合う雫と聖司の姿も魅力的ですが、受験勉強に追い込まれながらも夢に打ち込む雫の姿は青春を想起させます。最初から最後まで恋愛映画としても泣ける映画としても楽しめる作品です。
泣ける映画は他にもたくさんあります
写真:映画.com
ジャンルに関係なく、恋愛をふんだんに取り込んだ泣ける映画はたくさんあります。例を挙げるなら大ブレイクした「タイタニック」や「P.S. アイラヴユー」、政治的な面が強いもののヒロインとの純愛が引き立っている「Vフォー・ヴェンデッタ」、さらにはアニメ映画「時をかける少女」や「秒速5センチメートル」などです。恋愛が苦手でも恋愛以外にも面白いところがあるのが泣ける映画の特徴と言えます。
