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息子を胸に抱えたまま橋から100m下に身を投げ捨てた母親…息子の思いは母親に届かなかった…。


増え続ける借金に頭を抱えた結果、自ら命を絶つことを決心した母親に、息子の思いは届かなかった…。

2019年1月7日(現地時間)、英国の日刊ドソンはホームレスになったコロンビアの女性、ジェシー・クルーズ(Jessy Paola Moreno Cruz、当時32)が、息子のメイチェバロに(May Ceballos、当時10)と一緒に自ら命を絶ったと報じた。

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事件は最近、コロンビア中西部トルリマ州にあるラビアンテ(La Variante)橋の上で起こった。

女性は、橋の欄干に息子を抱きしめて立ったまま、息子の体を投げようとしていた。

すぐに医師、心理カウンセリング、警察、消防で構成されたチームが、女性を落ち着かせようするために出動したという。

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女性は消防士との会話をしている最中に、自分がこの付近に住んでおり、名前がジェシーであると話した。

ジェシーは最近金銭的に余裕がなく生活に困っていたといい、借金を抱えていたこともありついには家まで奪われホームレスになってしまったといい、生きていくことが辛くなり、橋の上から身を投げ捨てようと思うと主張した。

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消防士と心理カウンセリングは、ジェシーがジャンプしないように丁寧に誘導したが、すでに決心を固めた彼女の心を変えることはできなかった。

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そのとき、母親の胸に抱かれていた息子メイは、涙を流しながら

「お母さん、ジャンプしないで」と懇願した。息子の言葉に母ジェシーの顔色は一瞬、暗くなったようにも見えた。

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しかし、すでに限界まで追い込まれたジェシーには選択の余地はなかった。

ジェシーは息子を胸に抱えたまま100mにも及ぶ橋の下に落下した。ジェシーとメイは亡くなった。

息子と一緒に自ら命を絶った女性のエピソードは、コロンビア全域に大きな衝撃を与えた。

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イパゲ市場であるギレルモ・アルフォンソ・ザラミヨ(Guillermo Alfonso Jaramillo)は、「債務者が借金返済を求める際に恐喝、脅迫などの数々の嫌がらせを行っていたことが分かった」とし「これがジェシーが自ら命を絶とうとしたきっかけになったのではないか…」と伝えた。

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