演歌歌手として大人気の氷川きよしさんは今年でデビュー２０年を迎えます。ここにきて彼が挑戦したのは、なんと演歌とは正反対といってもいい、ヴィジュアル系さながらのメイクに身を包みシャウトするという新たなスタイルでした。業界でも衝撃が走っているその真相とは…
先月５月２０日、所属レコード会社が公式YouTubeチャンネルに映像を投稿したのですが、昨年末に東京国際フォーラムで行われたスペシャルコンサートの模様を映したその動画には、演歌のイメージとはあまりにかけ離れた氷川さんの姿がありました。
芸能記者は以下のように語っています。
「歌っているのはフジテレビ系列のアニメ『ドラゴンボール超』の主題歌となっていた『限界突破×サバイバー』という曲です。ド派手なラメ入りの衣装に濃いアイシャドウを施し、長髪をなびかせる。ヴィジュアル系バンドのような激しいリズムのナンバーを歌う姿が話題になりました」point 205 | 1
この衝撃的な動画はあっという間に70万回に視聴回数を突破し、フジテレビ系の「めざましテレビ」などでも取り上げられました。氷川ファンという放送作家の山田美保子氏は以下のように語っています。「年末恒例のコンサートでは、クリスマスソングやKIYOSHI名義のポップス調の歌を披露することもあります。ですから、演歌以外を歌うのは珍しいことではありません。ファンとしては“メイクには驚いたけど、何を歌ってもやっぱりカッコいい”と感想を持った方が多いと思います」point 283 | 1
この突然のできごとについて、所属事務所は「路線を変更したわけではなく、デビュー以来、色々なジャンルの曲を歌ってまいりました。これからも挑戦していきたいと思います」と話していますが、ならばなぜこの時期に動画を公開したのでしょうか… 先程の山田氏は「今年でデビュー20年目なので、世間の注目を集めるという意味合いもあったと思います。実際、ライブでも本人が“今年は色んなことにチャレンジしたい”と話していました」と話しています。point 268 | 1
これに対し、芸能関係者は氷川さん自身に変化があったのではと考えており、以下のようにコメントしています。「氷川さんは長年演歌を歌い続ける中で、他のジャンルでも歌いたいと事務所とレコード会社に訴えていたんです。中でもやりたがっているのはシャンソンでした。ですが、そればかりでは、と今回のような楽曲も歌うことになったのです。また、演歌だけではテレ朝の『ミュージックステーション』など、地上波の有名音楽番組には出られない。動画をアップすることで、そうした番組に出演したいという思惑もありました」point 300 | 1
時代の変化とともに、歌手に求められることも変わってきていますが、これほどまでの大きな路線変更はなかなかないので、今後の氷川さんの活躍からまだまだ目が離せなさそうですね。