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【不思議!】南極には奇妙な生き物が住んでいた!?


南極のこんな生き物知ってる?

カラパイア

あなたは「南極」と聞いて思い浮かべるものは何ですか?普通は『氷山』や『氷河』、『雪』といった寒そうなイメージや『ペンギン』などの生物を思い浮かべるでしょう。しかし、南極にはその他に不思議な生物が存在するのです!

 

南極の巨大な海クモ

南極に住む“クモ”はとても大きいです!

Antarctic Underwater Field Guide

しかしこのクモは、昆虫ではなくウミグモ綱と呼ばれる海洋節足動物のことで、単純に“ウミグモ”と呼ばれることもあります。南極のウミグモは体長30cm~35cmほどで、通常クモの100倍ほどの大きさなのです!なんだか怖い・・・。

David Cothran | VIDEO

南極のウミグモがここまで大きくなった理由が気になりますよね!研究者は「酸素をほとんど必要としないので代謝が遅くなり、ここまで成長したのではないか」と考えているようです。なぜ巨大化するのかを解き明かせれば進化生物学の大きな進歩に繋がりますが、その謎は未だに解き明かされていません。謎ばかりの巨大クモ・・・!

 

エイリアンの手のようなホフガニ

地球なんでも鑑定団

これ一瞬見たら、エイリアンの腕のように見えませんか?

2010年、イギリスの海洋調査船は南極沖の寒い海域で白いカニを発見しました。このカニは腕や脚や胸が毛で覆われていたのです。そのため、立派な胸毛を持つアメリカ人俳優デヴィッド・ハッセルホフの愛称“ザ・ホフ”にちなんで“The Hoff Crab(ホフガニ)”と命名されることになったのです。

グノシー

ホフガニが毛深いのは、エサであるバクテリアを呼び寄せるためだそうで・・。彼らは生物がほとんどいない極寒の地で、エサを自らの毛に絡めて“栽培”していることが判明ました。毛に絡めてって凄いですね・・・。ホフガニが発見されたのは、水温0度の海底にある熱水噴出口近く。周りに比べて少し水温の高い場所に群れでいたため、ホフガニは低すぎる水温では長時間生息できないと予想されています。しかし調査船は、噴出口から離れた生息可能域外でメスのホフガニを数匹発見しました。この現象を研究者は「ホフガニの幼生が成長するためには、寒い環境が必要なのではないか?」と予想しているようです。

 

内臓器官を持つトビムシ

グノシー

南極に住むトビムシは、非常に興味深い生態を持つ生物です。その理由は他の昆虫とは異なり、内臓器官を持ち合わせていること!南極に住むトビムシは体長1mmほどですが、南極の“陸上のみ”で暮らす陸生動物として最大のスケール。研究者はこの生物について「南極地方の動物界で、彼らは機能的にゾウと同じである」とコメントしていました。

Weblio辞書

南極トビムシの寿命は1年~2年ほどですが、温帯に住むトビムシと比べてとても長生きです。研究者は長寿の秘密を「南極トビムシにはエネルギーを節約して代謝を遅らせる力がある」と予想しています。生物にとって過酷な環境なはずの南極で、長生きできる謎を解き明かそうとしているようです。しかし、どの地域にも生息するトビムシが南極でどのように進化を遂げたのかは明らかになっていません。

 

エウラギシカ・ギガンティア

ハザードラボ

南極に住む“エウラギシカ・ギガンティア”は、体長20cmほどの巨大なスケールワーム。体は金色のブラシのような毛で覆われており、地球外生命体のような外見をしています。本当に不思議ですよね・・・。金色の毛以外に鋭い牙も持つこの生物は、南極の海底500m~700m付近に生息しているとされ、海中では鱗に覆われていると判明しています。

カラパイア

海中のエウラギシカ・ギガンティアは毒々しい色の鱗で覆われていますが、陸に上がるとすべて脱落した状態に。動いているところを捉えた映像には、金色の毛を巧みに使って泳ぐようすが映し出されています。貴重なエウラギシカ・ギガンティアの標本は、アメリカのスミソニアン博物館で見られるようです。

 

まとめ

ナショナルジオグラフィック

南極には不思議な生き物が多く存在するんですね!