タイで行われたムエタイの大会にて、わずか13歳で亡くなった少年のニュースが現地で報じられ、社会的な問題にまで発展してしまいました。
ムエタイの大会にて息を引き取った少年
現地メディアによると、この少年はムエタイの大会に出場していました。少年は試合の途中に相手の選手から拳を頭に受け、そのまま意識を失ってしまいました。少年は病院に運ばれましたが、脳内出血のため、そのまま息を引き取ったとのことです。当時の試合は、選手は頭にモンコンをはじめとした保護用の道具もつけていなかったようで、いつ頭を負傷してもおかしくない状況だったそうです。point 254 | 1
少年の家庭環境に同情の声も…
亡くなった少年は幼い頃に両親を亡くし、伯父のもとで育ち、学費と生活費を稼ぐため8歳の頃からムエタイ選手として活動していたそうです。これを知ったネットユーザーからは「胸が痛い」という声が多いです。少年は亡くなるまで170回リングに立ち続けました。point 267 | 1
ムエタイ出場の条件が改定される
少年の死にともない、最近になりタイのムエタイ大会における出場選手の年齢制限を改正する動きがあったとされています。まず、12歳以下の出場の禁止を検討しているとのことです。それだけではなく20歳未満の選手の場合は両親の同意が必要で、15歳未満である場合、監督の承認も必要とのことです。しかし、現実的にはこれを守っていないところが多く、年齢に関係なくリングに立つ少年達も多いそうです。家計のためには仕方ない、といった声が多いのが現状のようですね。point 293 | 1