この春、22年にわたって続いた情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)が打ち切りに。また1989年10月に放送開始した長寿番組『噂の! 東京マガジン』は番組終了は免れましたが、BS-TBSへの移行が決定。
『とくダネ!』の司会者を務める小倉智昭さんと、『噂の! 東京マガジン』の森本毅郎アナ。この2人の大物司会者に大なたが振るわれることに。『噂の! 東京マガジン』は地上波からBSに移ることで、ギャラの大幅ダウンになるのは必至だと言われています。
新型コロナウイルスの影響で、民放各局はCMスポンサー収入が大幅減し、これにより各番組は必然的にコストカットが求められています。そしてそのターゲットのひとつとなっているのがフリーのアナウンサーやキャスター。
近年各局に経費削減の動きは出ていたようですが、コロナ禍でよりさらに拍車がかかったようです。
各番組はコストカットをするため、局アナでまかなおうとし、当然フリーアナやキャスターをできるだけ使わないような流れになります。
とはいえ視聴率は獲らなければならないので、数字が獲れるフリーアナ、タレント、大物でギャラが高くても人気がある人なら使い、その一方で他の経費をカットするなどの工夫が必要なようです。
そんな中、フリーアナの中でも川田裕美アナは最も悲哀を感じさせています。川田アナは読売テレビ在籍時、『情報ライブ ミヤネ屋』のアシスタントを務めていましたが、2015年4月にフリー転向。
その後、仕事を順調に増やし、レギュラー番組やラジオを数本持つ売れっ子に。しかし、出演番組が次々に終了し、さらに3月で『この差って何ですか?』(TBS系)が打ち切りになり、残すは関西ローカル番組のみ。
数字をもっていて、ギャラがリーズナブルなフリーアナは別として、これからはもう必ずしも”司会=アナウンサー”の図式ではなくなっていくとも言われています。実際、今春にスタートする新番組で司会進行をフリーアナ、キャスターを起用する番組は皆無です。
『オオカミ少年 Lie or Truth』(TBS系)のダウンタウン・浜田雅功さん、『ラヴィット!』(同)MCは麒麟・川島明さん、『オトラクション』(同)の霜降り明星、『新しいカギ』(フジテレビ系)のチョコレートプラネット、霜降り明星、ハナコ、などと芸人ばかり。
浜田さんは別として人気上昇中の若手・中堅の芸人の起用でコスト削減を図る判断なのでしょう。
今後は、例えば元TBSの田中みな実さんや元テレビ東京の鷲見玲奈アナのように女優業やグラビアなど、違うジャンルに挑んでいかないと、フリーアナにとっては、厳しい時代になりそうです…。







