大人に比べて、小さな子供は自分を律することが苦手です。それがかわいくもあるのですが、それがときに思わぬ騒動に発展してしまうこともあるのも事実です。今回もそんな騒動の一つで、女優でナチュラルフードコーディネーターである、有澤晴香さんのブログが注目を集めているようです。
子供の腹痛
1日の夜中に、3歳の息子さんが夜中に突如腹痛を訴え始めたと言う有澤さん。「おなかがいたいおなかいたい。おなかをなでなでして〜」と言い、撫でて寝かせてまた起きる……というのを2〜3回繰り返したというのです。そしてその後、朝になってもお腹の調子は回復しませんでした。しかしこれに対し、有澤さんは”とある心当たり”があることに気がついたのです。point 229 | 1
じつはこの日の前日に息子さんが物を食べすぎていたというのです。一体どの程度食べたかと言うと、「おやつ→大きなバナナ1本、さくらんぼを8個くらい」「晩ごはん→ご飯、納豆、あかうお焼き、しめじとニラの出汁炒め、お味噌汁（大根、まいたけ、もやし、豆腐、わかめ）、さくらんぼ」「夜のデザート→バナナを1本追加」と、パッと見ただけで3歳男児であることを考えるとかなりの食事量です。前日のブログでは「体調良い時の食欲半端ない」「良いことだ」と綴っていた有澤さんでしたが、今回はそれが完全に裏目に出てしまったようです。その後、息子さんはというと、朝ごはんは食べられなかったものの、大量に排便するとすっきりしたのか、無事に幼稚園に送り届けることができたと綴りました。point 383 | 1
子供がいない人の中には、「そんなに食べさせなきゃいいのに」と思ってしまう人もいるかもしれません。しかし、子育て中の20代の女性は有澤さんの行動に「息子も3歳のクリスマスのときに、ごちそうがよほど気に入ったのか食べすぎてしまい、吐き戻してしまったことがありました。好き嫌いがあったりなど、子供にどうやってバランスよく食べさせるか悩んでいるお母さんは多いと思います。そういった中で、子供が喜んでたくさん食べているのを見ると、つい食べさせ過ぎてしまう……ということもあるのではないでしょうか。実際、有澤さんは前日のブログで『食欲が（健康の）バロメーター』と書いていたようですが、そう思うのはすごく納得ですね。そのときの気まぐれで食べてくれないこともあるので、『食べるうちに食べさせておく』という気持ちになるのもわかります」と理解を示しました。point 481 | 1
実際、子供の中には好き嫌いが激しかったり、そもそも食事にあまり興味がない子もいます。そんな現実を踏まえると、食べさせ過ぎて失敗してしまう親は、意外と少なくないのかもしれません。
安易な判断は要注意
子供の食べ過ぎが意外と少なくないとわかった反面、大人でも「食べすぎで嘔吐したことがある」と言う人がいます。有澤さんの息子さんは排便により回復する腹痛でしたが、このように食べ過ぎて体調に異変をきたしてしまう人は決して少なくないようですね。もっとも、急性虫垂炎や腸閉塞、さらには外傷が原因の臓器損傷などの可能性もある以上、腹痛だからといって「食べ過ぎたんだろうな」と安易に結論づけるのは危険です。大人は兎も角としても、もし子供が急に腹痛を訴えた場合、慎重に子供の様子をみたうえで、判断に迷う場合は救急外来を受診したり、救急車を呼ぶようにしたいものです。point 283 | 1