3日午前の記者会見で 菅官房長官は、政府のマスク配布について、「迅速さを重視する観点からまず全ての住所に2枚ずつ配り、その後に状況に応じて必要な分を追加する」と説明。「アベノマスク」政策は、相変わらずの炎上中のようですが…。そんな中、岡山県総社市が販売する「総社デニムマスク」が SNS上で話題を呼んでいるようです。
「障がい者と共に作る総社デニムマスク」市長のツイートが大反響⁉
総社市の片岡市長が、「総社市が障がい者と共に作る総社デニムマスク。今日から全国発売します。どうぞお買い上げください」と、1日にツイートしたところ、大反響に…。
返信欄には、「全国販売、ありがとうございます」と言った挨拶や、
「マスクが入手困難になり、高齢者の親の為に注文させていただきました」や「総社市長、職員素晴らしい」等といった声が 多く寄せられているようです。その投稿には、5日午後3時現在、2.9万件のいいねが押されています。
全国から注文が殺到し コンピュータサーバーがパンクに⁉
総社市役所福祉課によると、3月16日から、市役所で発売を開始したところ、80枚が即日完売。その後、一旦販売をストップし、在庫を確保した上で、26日から 4月3日まで限定で、1日につき、80枚づつの販売を行いました。
市役所には、毎日マスクを求めて、行列が出来たため、整理券方式の発売に切り替えたが、全ての日程で、即日完売したという。6日からは、予約販売のみとなるが、すでに全国から 注文が殺到しており、その数が 3万枚を超えているとのことです。
4日には 「全国販売に切り替えた途端、注文が殺到してコンピュータサーバーがパンクしましたが復旧が完了しました。障がい者の方々も大きな反響に喜び驚きです。皆様のご協力ご支援ありがとうございます」と片岡市長がツイートしています。
障害者の生活の質を向上させる目的…市のサイトで予約受付中
市の担当者は取材に対し「新型コロナウイルス感染拡大を受け、総社市としても市民の皆様にマスクをお配りするなど対策を講じております。しかし十分な量が行き届いたとはいいきれず、市内の7事業所と協力し、市民になじみのあるデニム地を使ったマスクの製造・販売を開始しました」と話します。不景気で仕事が減少してしまった事業所を支援し、障害者の生活の質を向上させる目的もあるとのこと。
販売状況については「おかげさまで沢山のご注文をいただいております。手作りのため販売数に限りがございますので、お待たせしてしまうことになり申し訳ございません」とコメント。詳細な情報は公式サイトにて発信されます。
注文方法は、市の「通販予約用フォーム」に入力すると、発送準備が整い次第メールでの連絡が入るとのこと。価格は、市役所に直接取りに来た場合は、1枚400円。
発送を希望する場合の販売価格は、1枚1,000円で、2枚以上の注文の場合、1枚につき800円(事務手数料・送料・代引き手数料などを含む)となっています。「今後は、生産量をあげて、出来るだけ早く皆さんのもとに届けたい」と 担当者は語ります。
多くの注文が 働いている 障がい者の皆さんに やりがいを生んでいる
このマスクは、すべて手作りで 製作しているのは、市内に11ある 障がい福祉施設(就労継続支援A型事業所、B型事業所)に勤務する障がい者達だと言う。
製作・販売の目的について、担当者は、「市内でのマスク不足の解消、工賃向上による障がい者の生活の質の向上、A型・B型事業所の雇用と経営の安定化をはかること」と話します。最後に、「多くの注文が入ったことで、働いている皆さんが、やりがいを持って仕事に取り組むことが出来ている」と述べました。
安倍総理。これなら欲しいから 2枚お願い⁉
今回のこの報道にも多くのコメントが寄せられていますが…
《 私も昨日ネット注文しました。会社や、学校など、白のみ。柄は、ダメとか、今の現状マスクなら、何色でも、okにしてほしいです。デニム生地の、白色作ってほしいです。検討おねがいします。》
《 地場産業のハギレで障がい者支援 とてもいいアイディアだと思う。健康で花粉症でもない、少し買い物に出るだけ(すっぴん隠し)でもマナーでマスクは必要ならこれで十分、貴重な使い捨てマスクは本当に必要な方の手元に届いて欲しい》
《 安倍総理。これなら欲しいから2枚お願いします。》
等など、称賛の声が多く寄せられていますが、マスクだけに通気性などの問題はどうなのかを気にする声も上がっているようでした…。