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SNS不適切投稿主の個人情報暴露!法的責任はどうなる?


無くならない不適切行為

後を絶たないSNSへの不適切行為投稿。投稿することが悪いのではなく、それ以前の問題なのですが、未だになくなる兆しが一向になく、世間を騒がせています。「注目を浴びたい」「これくらいなら大丈夫」という倫理観の欠けた、軽薄な考えをする人々はいつになったらいなくなるのでしょうか。居なくならない原因としては、これに対する処罰の曖昧さという声もあります。

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ソーシャルメディアラボ

大手コンビニや大手飲食チェーン店で起こり続ける不適切行為。その度に企業側は対応に追われ、イメージダウン対策も考えなければなりません。それに要する労力と時間は、一個人が軽い気持ちでやったとは思えない程、企業にとってはダメージの大きいものなのです。そして私たちは、この様な不適切行為がテレビで取り上げられるたびに、不快な気持ちになります。point 228 | 1

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FINDER

 

問題の上に問題

不適切行為がなくならない一方で、この不適切行為の主の個人情報を暴露するツイッターユーザーが現れ始めました。過去に、牛丼チェーン店「すき家」の従業員が、調理器具を股間に当てる動画や、回転寿司チェーン店「くら寿司の従業員が切り身をゴミ箱に投げ入れた後、再び嘘の切り身をまな板に乗せる動画などが意図的に拡散され、「特定アカウント」を名乗るユーザーらが元の投稿者や撮影者などの氏名、住所、学校名などの個人情報を次々に暴く展開となりました。point 284 | 1

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BIGLOBEニュース

中でも注目を浴びたユーザーは、現在アカウントを削除しているものの、「本日の早朝に特定が完了しました」「このぐらいなら10分で行けるかと思います」など不適切動画投稿主の特定を匂わせ、「#拡散希望」とタグをつけ、複数人の個人情報をツイッター上に掲載しました。

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ねとらぼ

こうした行為に一部からは称賛の声が上がりましたが、「やりすぎではないか」「ただの私刑」といった声も上がるなど賛否両論の状態が続いていました。そうした中、このユーザーは「(個人情報暴露)活動継続のために支援をして頂きたいと思っております」などと「iTunesカード」を求める投稿をし、状況が一変。自身も炎上の標的になってしまいました。point 220 | 1

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ねとらぼ

その後、「自分はしばらくネット上に浮上しないことにします。理由は訴訟される危険があるからです。現在、個人の特定をしてる人がいるかもしれませんが、やめた方がいいです。他人のことを少しでも拡散すると訴訟に繋がる危険があるからです。本当に申し訳ございませんでした。さようなら。」「誤った情報を流すのは危険です。それにより私は法的措置をとられるかもしれません。私みたいにならないように気をつけてください」と投稿し、「引退しました。普通の大学生に戻ります」と、アカウントを削除しました。point 292 | 1

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アカウントは削除されたものの。個人情報のキャッシュは未だネット上に残っていて、投稿したツイートが別のユーザーによって転載、拡散されているケースや、ネット上の不確かな情報だけで個人情報を特定しようとする動きも依然続いている状態です。このような個人の暴露行為に法的措置はあるのでしょうか。

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動画と個人特定は別の問題

結論として、不適切な行為を行なった者や投稿者は、業務妨害罪や損害賠償請求になる可能性があるそうです。しかし、その動画投稿者の個人情報を特定しかねない情報を不特定多数に向けてネット上で拡散する行為も違法なものとして、名誉毀損罪となる可能性が高いそうです。また、発信者情報が開示されれば、個人情報投稿者に対し、損害賠償請求を行ったりする可能性も。

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千葉県弁護士会

確かに不適切行為は間違った行動です。それをネット上に掲載することもです。しかし、個人情報をネット上に掲載する事も、正しい行動とは決して言えません。便利なものをより良く使うために、一人一人の意識改革が必要なのではないでしょうか。

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