「週刊新潮」のインタビューで、俳優の松山ケンイチさんが、2018年に北日本の雪深い村に一軒家を購入し、妻で女優・小雪さん、3人の子どもとともに移住し田舎暮らしをスタートさせたと語っています。
松山さんは、2011年に9歳年上の小雪さんと結婚。3人の子供を育てています。青森県むつ市出身の松山さんは、もともと東京と地方を行き来する生活に憧れを持っていたそうです。
「東京ってすごく気を遣いながら生活をしないといけない場所ですよね」と語る松山さんは、東京での生活では子供を育てる上で騒音などに配慮していたと話し、人の少ない田舎へ移住することで、“そのルールから解放された生活”を送ることが出来ると話しています。
家族と地方を旅行するついでに、その土地で1カ月暮らしてみる、ということを繰り返し、18年に小雪さんと相談して現在の土地を選んだといいます。
一軒家の前にはテニスコートほどの広さの土地を自ら耕して畑にし野菜作りにも挑戦しているそうです。去年は知人のビニールハウスを借りて、ミニトマトを栽培。それをトマトジュースにして、撮影の時に差し入れたとも明かし川釣りで釣ったヤマメやイワナを天ぷらで食べるなどして自然ならではの生活を楽しんでいるようです。
また、子どもの学校については、区域外就学制度というのがあって、住民登録されていない子でも村で過ごす期間は地元の小学校に通わせることができるとし、東京と北日本を往復する二重生活は、子育てにおいてもポジティブにはたらいているとのこと。
あまりに地元の青森愛が強い松山さんは俳優としてのデビューした後も、1日でも休みがあれば、その都度帰郷していたそうです。
そんな松山さんは田舎暮らしを始めた2018年以降も途絶えることなくドラマや映画、CMに出演する活躍ぶりを見せており、2021年だけでも映画「ブレイブ 群青戦記」「川っぺりムコリッタ」「BLUE／ブルー」の3本が公開予定となっています。
また2009年に主演を任された映画『ウルトラミラクルラブストーリー』では、青森が舞台で撮影中に身内と会えるとし大満足していたとも。
同作のプロモーションの際は溢れんばかりの地元愛をアピール。『青森だから成立した作品』『青森にもこんないい景色あるんだぞ！ どうだ！見たか！』と自慢げな様子でした。
現在は所属事務所にも1年の半分を村で過ごせるように協力してもらっているようで、田舎暮らしと俳優活動のバランスを完璧に両立させ本人にとって理想的な生活が実現できているようです。
このような松山さんの生活に世間からは『彼らしくて素敵だなぁ』『羨ましいかぎりです』『小雪さんって凄いな。若い人に合わせられて、煌びやかな世界から距離置いて旦那に合わせて家庭を回してる』『夫婦仲良しだからできるんだよね』といった好反応が寄せられています。