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【危険】今すぐ改善したほうがいい?!睡眠不足はうつ病や不安の原因になりやすい!


みなさんは毎日何時間睡眠していますか?十分な睡眠時間を確保できているでしょうか?われわれ、現代人は多忙な生活を送っていますから、生活習慣の乱れが目立っていると指摘されるようにまでなりました。特に睡眠時間を確保できずにいるかたも多いのではないでしょうか?今回の研究で明らかになったのは、1日の睡眠時間が8時間未満の人は、思考が妨げられたり、堂々巡りを繰り返したりといった、抑うつや不安傾向の人にしばしばみられる状態になりがちだということです。研究チームは、ネガティブな思考を繰り返す状態に陥っている、さまざま睡眠習慣を持つ52名の成人を対象に、彼らの眼球運動をモニターしながら、感情を刺激される種々の画像を見せることに。睡眠習慣については、自己申告とインタビューによって調査しました。


写真:wome.jp

データ解析の結果、睡眠中にしばしば目を覚ます眠りの浅いタイプの人は、安眠タイプの人に比べて、ネガティブな感情を呼び起こす画像を中立的な画像よりも長く見つめる傾向のあることが明らかになりました。彼らにはまた、中立的な画像に比べて、ネガティブな画像から注意を逸らすことができにくい傾向もあったといいます。つまり、不十分な睡眠の原因として、干渉的なネガティブ思考に繰り返し悩まされるということがあるのではないかと研究チームは指摘します。point 275 | 1

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写真:www.mag2.com

研究者によると、ネガティブ思考は人々を不安や抑うつのようなさまざまな精神疾患に罹りやすくするといい、特に、時間をかけてその深刻度は増加するそうです。反復的なネガティブ思考が、不安や抑うつのような種々の疾患に関連するのであれば、その重要性はより高まります。これらの知見は、睡眠の中断と、強迫的なネガティブ思考を無視する思考処理過程の関係について検討している研究者にとって新奇なものだったのです。また、これらの研究を通して、今後さらにこの発見を追求し、睡眠のタイミングと長さが、種々の精神疾患の発症や継続性に関与していることを明らかにしていきたいと考えているそうです。もし彼らの研究の正しいことが証明されれば、精神科医が不安や抑うつの治療のために、患者の睡眠サイクルへの介入を行う助けになるになるでしょうね。point 417 | 1

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写真:news.livedoor.com

ちなみに今回の研究では、健康な人々との比較を行っていないので、睡眠習慣と注意力、感情的反応性が、ネガティブな思考に捕われ易い人に特別な現象ではない可能性もあるとしています。つまり、今回の研究結果は、睡眠の中断が、感情的にネガティブな思考を速やかに断ち切るための認知機能に特殊な影響を及ぼすことを示唆している、と研究チームは結論づけています。

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