恋愛リアリティー番組「テラスハウス」の出演者だった女子プロレスラー木村花さん（享年22）が23日に死去したことを受け、スタジオメンバーで出演していた南海キャンディーズ山里亮太（43）、アジアン馬場園梓（39）らにも誹謗中傷が殺到していることが明らかになりました。
テレビ関係者や芸人仲間、スタッフからは心配の声が上がっているようです。
2020年5月23日、シェアハウスで男女が共同生活する様子を記録した人気番組「テラスハウス」に出演していた、女子プロレス団体「スターダム」に所属するプロレスラー・木村花選手の逝去が公式ホームページで発表され、国内外から悲しみの声が寄せられました。
直接の死因は硫化水素による中毒死で、木村さんの自宅マンションからは遺書が見つかりました。
自殺の原因とされるのは木村さんの番組内での振る舞いを巡るSNS上での過剰なバッシング。
木村さんが大切にしていたプロレスのコスチュームを同居人の出演者が洗濯した結果、縮んでしまったことに対し、木村さんが激怒する様子が放送されると彼女に対する非難が激増したといいます。
また、ネット上での非難は木村さんに向けた誹謗中傷だけではありませんでした。
スタジオメンバーも時に辛らつなコメントをしたこともあり、Twitterのコメント欄に「あなたの発言も花さんを苦しめていた」などの声が数百件ほど寄せられているようです。
制作関係者は、共同生活のパートに台本はないとしたが、スタジオトークについては「番組を盛り上げるため、出演者に対して制作サイドからキャラクター設定の指示があった」と指摘。
その役回りを全うするために、山里はひねくれた目線で入居者の行動を分析するキャラを、馬場園は女性目線で毒づく発言をしていたといいます。
木村花さんの死去を受け、出演者の周囲では精神的にショックが大きい上、今もなお中傷が続いているため精神的に参っている状態だとし、心配の声も少なくありません。
制作側にはスタジオメンバーへの早急なケアも求められるほか、制作のフジテレビは前日27日に番組の打ち切りを発表したのですが、今後は徹底的な解明が求められています。
まず、テラスハウスのスタジオメンバーへの誹謗中傷はやめるべきですね…。
批判するべきはテラスハウスの仕組みであり、誹謗中傷の矛先を変えても意味がないと思います。
これによってほかの人がまた命を絶ってしまったら、取り返しのつかないことになります。
今後、フジや制作側がどういった対応を見せていくのかに注目していきたいですね。