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没後30年を迎えた美空ひばりの激動の人生を妹と息子が激白


没後30年を迎えた歌謡界の女王・美空ひばり。今回はそんな闘病中でもステージに立ち続けた彼女の激動の人生を妹と息子が激白しています。

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美空ひばりプロフィール


写真: www.tapthepop.net

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本名: 加藤和枝

生年月日: 1937年5月29日

出身地: 神奈川県

身長: 147cm

血液型: O型

美空ひばりの生い立ち


写真: www.billboard-japan.com

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今から約80年前の1937年に横浜に生まれた美空ひばり。戦争の足跡が聞こえるこの時代に、父の増吉さんと母の喜美枝さん、そして3人の兄弟とともに幼少期を過ごしました。1949年、12歳の時に「河童ブギウギ」でレコードデビュー。その後「悲しき口笛」や「リンゴ追分」などもヒットし、国民的歌手としての地位を確立していった。わずか17歳で紅白歌合戦の出場も果たし、瞬く間にスターへの階段を駆け上がる美空ひばりの芸能活動には、美空ひばりの母親であり、プロデューサーでもあった喜美枝さんの存在がありました。point 247 | 1

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美空ひばりの結婚から離婚まで


写真: www.oricon.co.jp

そして1962年、美空ひばりが25歳の時に映画俳優・小林旭との婚約を発表。大スター同士の結婚に日本中が湧きました。しかし、そんな生活は長く続かず、1年7カ月後に2人は離婚を発表。それ以前に、離婚はおろか婚姻届すら出していなかったそうです。美空ひばりの妹・佐藤勢津子さんは結婚について「お母さんは結婚反対でした。離れたことのない親子ですから、ずーっと一緒にいたから。離れ離れにならなきゃいけないのは、母にとっては辛かったことだと思います。離婚のときは大喜びでした」と明かしています。point 324 | 1

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写真: lenachama.com

また、美空ひばりの一人息子である加藤和也さんは離婚の原因を「母はまず歌を捨てられなかったというのが一つ。1年7カ月を過ごして、主婦をしてあげられないかもという思いもあったと思います。本人はとても責任感の強い人だったので、すごくいろんな葛藤があったと思うんです」と振り返っています。

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加藤和也を自分の息子として受け入れた美空ひばり


写真: www.sanspo.com

和也さんは美空ひばりの子供ではなく、弟の哲也さんの息子です。家庭の事情で幼少の頃から美空ひばりの家で育てられたそうです。養子になる前から、美空ひばりは和也さんを本当の息子のように可愛がっていたそうです。

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病魔に侵された美空ひばり


写真: hitohineri.exblog.jp

1981年7月29日に美空ひばりに悲劇が。母親・喜美枝さんが68歳で亡くなります。。さらに2年後には弟の哲也さん、さらにもう一人の弟…と5年間で3人もの家族を失ってしまいます。そんな肉親を失った悲しみを振り切るかのようにステージに立ち続けた美空ひばりだが、そのプロ意識がさらに悲劇をもたらします。なんと、美空ひばり自身も病魔に冒されてしまうのです。病名は血流の遮断により骨が壊死、足腰に耐えがたい激痛を伴う両足の「大腿骨頭壊死症」という難病でした。point 310 | 1

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写真: famous-popular.tokyo

長期にわたる入院にメディアは「美空ひばり引退説」を報道。治っても以前のようには歌えないと書き立てました。しかし、美空ひばりは「もう一度歌いたいという信念が私の中にはいつも消えないでおりました」と完治はしていませんでしたが退院しました。

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復帰もかなり壮絶だったとされる美空ひばり


写真: www.iza.ne.jp

復帰1作目「みだれ髪」はこれまで苦手と言われていた高音域の曲にあえて挑戦。さらに、退院から1年後の1988年には、のちに「伝説」と語り継がれる「不死鳥コンサート」を開催しました。その年に完成したばかりの東京ドームで日本人初の単独ステージを行い、5万5千人の観客を熱狂させました。しかし、このコンサートの裏側は壮絶なものだったと和也さんは語っています。最後のスモークの中で、美空ひばりは倒れ込み、待ち受けていた和也さんに抱えられたそうです。point 306 | 1

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写真: bunshun.jp

当時16歳だった和也さんは、「ひばりプロ」への入社を決意し、「母を支えていく」という生き方を選んだが、そんな中で美空ひばりが再び入院してしまいます。そして、本人にも世間にも詳しい容態は明かされないまま、美空ひばりの芸能活動休止が発表されました。和也さんはこの時に病名を知っていたが、あえて公表しなかったそうです。病名は肺の組織が損傷して呼吸困難に陥る「間質性肺炎」で、歌手にとって絶望的なだけでなく、この先10年の生存率が20%という難病でした。point 287 | 1

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52年の生涯を閉じた美空ひばり


写真: blogs.yahoo.co.jp/tiggogawa66

そして、1989年6月13日に容体が急変し、美空ひばりは重い呼吸困難に陥りました。そして1989年6月24日午前0時28分、最愛の息子・和也さんに看取られ52年の生涯を閉じました。葬儀には800人を超える著名人と1万2000人のファンに見送られ、翌月には「歌謡曲を通じて国民に夢と希望を与えた」として、女性初の国民栄誉賞を受賞しました。

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美空ひばりの息子への最後の手紙とは?


写真: www.fnn.jp

今、和也さんが心から仕事に取り組めているのは、美空ひばりが最後の最後に残してくれた手紙のおかげだそうです。そこには「早く元気になって和也と楽しい人生を送りたいと夢見ています。和也の新しい道を見つめています。頑張って頂だい!ママは今度こそ悩みを引きずって死にたいなんて思わずに、生きることに向かって歩みます」と綴られていました。これまでずっと和也さんは「僕一人のお母さんなんかに絶対になってもらえる人じゃない」という思いがずっとあり、そこには寂しさがあったそうですが、この手紙を読み、美空ひばりの思いを知ったことで「僕だけのおふくろ」そう思えることができたそうです。point 364 | 1

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