5月5日のこどもの日、沖縄県の地方紙・琉球新報に、YouTubeに動画を公開しながら活動している”小学生男子ユーチューバー”に関する記事が掲載されました。その記事に関連して、以前『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)にMCとして出演していた島田紳助さんが、番組内で語ったエピソードについて再び注目を集めているようです。
話題となった記事とは、”10歳となった少年がYouTube上で「少年革命家ゆたぼん」という名前で活動をし始め、ユーチューバーとして自身が小学3年生から不登校を続けており、いじめや不登校に悩む子や親に「不登校は不幸じゃない」という応援メッセージを発信している”といった感動的な記事内容だったそうです。
そこで、記事が掲載された当初は、ネット上に賛同や賞賛の声も上がっていたそうなのですが、少年が不登校になった理由が「宿題を拒否したところ、放課後や休み時間に宿題をさせられて不満を抱いた」という驚きの理由だったことが明かされるやいなや、ネット上の反応が一転し、批判の声で炎上騒ぎとなっていました。さらに、「担任の言うことを聞く同級生もロボットに見え『俺までロボットになってしまう』と学校に通わないことを決意した」という少年の意見に対しても、「まだ10歳の子どもであることを差し引いてもあまりに幼稚だ」と否定的に捉えられていて、多くの反感を呼んでいます。
ところが、全国紙社会部記者によると、意外にも少年の不登校の理由が、同じ悩みを抱えている子どもたちの助けになっていると話します。『ゆたぼんの動画を見たら不安に襲われて、学校に行くことにした』と、不登校生徒らによるSNSでの報告が相次いでいるということで、皮肉なことに、と言って良いかどうか、反面教師としては彼の活動は成功でしょう」
さらに、少年の炎上騒ぎと関連して、『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に、芸能界引退前の島田紳助さんが出演していた時の動画が話題となっています。
その動画の内容とは、”なぜ学校に行かなければならないのか”、”なぜ勉強しなければならないのか”という学生なら誰しも不満に思う悩みに対して、島田さんが自身の経験したエピソードにをもとに、持論を展開しているというものでした。
番組内で幼い頃から母親に対して「勉強して何になるねん」と反抗してたと話す島田さん。自身が親の立場になってもその考えは変わらず、勉強ばかりしている自身の子どもに対して同じ言葉を投げ掛けたそうなのですが、逆に「人生の選択肢が増える」と答えられて涙が出たと話していました。また、京都大学の法学部卒の高学歴を持つ島田さんのお姉さんが、弁護士でもないマッサージ師として働いているという仰天エピソードも披露していました。島田さんによると、(勉強をしたことで)いろいろな選択肢があった中で、彼女は「マッサージを選んだ」と語ったり、続けて「1万円の小遣いで300円のモノを買ってもいい。でも千円では2千円のモノを買えない」と、笑いを交えながら“深イイ話”としてまとめていました。
島田さんが紹介した自身のエピソードの中で、「中高生見てるか、(だから)勉強せえ」という発言に対して胸を打たれた人も多買ったようです。ネット上には、島田さんのその言葉巧みな話術に感心したような書き込みが見られていて、改めて注目を浴びているようです。
「紳助、話うまいなぁ。これぞプロやね」
「1万円と千円の差のところで完全に納得した」
「なるほど…やる気出てきたw」
「学生のころに聞きたかった…」
「あまり好きな芸人ではなかったけれど、この話は素晴らしいと思う」ADVERTISEMENT
なかには、島田さんが芸人になる前の学生時代に素行不良だったこともあってか、「お前が言うな」との厳しい声も見られました。
しかし、それこそ現代の学生たちには反面教師となるのではないでしょうか?
あなたは島田さんの意見についてどう思いますか??