6月7日、集英社はAI生成画像を使ったグラビア写真集「生まれたて。」の販売を終了すると発表しました。
販売終了を決めた経緯について集英社は
「制作過程において、
編集部で生成AIをとりまくさまざまな論点・問題点についての検討が十分ではなく、
AI生成物の商品化については、世の中の議論の深まりを見据えつつ、
より慎重に考えるべきであったと判断するに至った」
と説明しています。
これを受けて、6月7日11時をもって販売を終了しました。
この写真集は「さつきあい」という、
週刊誌「週刊プレイボーイ」の編集部が生成した実在しないモデルを起用し
5月29日から499円で販売されていました。
集英社は当初、
「オトコの理想をギュギュッと詰め込んだ夢のような存在を、限りなくリアルに再現した」
と画期的なAIグラビアというコンセプトに自身を見せていました。
“妹系美少女”と称し、公式Twitterアカウントも開設されていましたが、
7日午後3時時点ではすでに削除されています。
また、「さつきあい」という名前は「5月生まれのAIヒロイン」に由来するそうです。
今回の発売に対してTwitterでは
「スキャンダルを起こさないから安全」
「AIグラビアはいいが週刊プレイボーイがやるのは違う」
「グラビアアイドルの仕事が無くなる」
など賛否両論の意見が寄せられていました。
こうした声も考慮し社内で再度検討した結果、
発売終了に至ったものと思われます。
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