去る1月26日、なんと ジャニーズ事務所の風間俊介さんが、同日発売の「週刊女性」（主婦と生活社）の表紙と撮り下ろしグラビアに登場することに…。
かつて、波風が絶えない 仲だったはずのジャニーズ事務所と「週刊女性」が、これで 完全に和解に至ったのでは⁉ などと業界内でも話題となっているようですが…。
「ジャニーズ事務所と上手く付き合っていくというのが 暗黙のセオリーという「女性週刊誌」のなかにあって、 “反ジャニーズ”の姿勢を貫いていたのは『週刊女性』のみです。それが、2019年にコンサートや記者会見の取材が解禁になって、さらには 2021年度のジャニーズWESTの公式カレンダーが 主婦と生活社から出ることになった。いよいよ急接近してきたところで、ついに『週刊女性』本誌でジャニーズタレントの撮り下ろしをしたという流れです。まさに完全に 和解となったわけですね」（ベテラン芸能記者）point 300 | 1
だとしても、そもそも ジャニーズ事務所と『週刊女性』は、どのようにして 波風が絶えない 仲にまでなってしまったのでしょうか…。
『週刊女性』は“反ジャニーズ”!? 忖度なしのスキャンダル報道を繰り広げ…
「同社が刊行している『JUNON』で、ジャニーズタレントよりもほかの事務所のタレントをいい扱いにしたことがあったり、『週刊女性』で ベテランジャニーズタレントの不倫記事を報じたりとか、そういったいくつかの事象が重なって、ジャニーズ側が主婦と生活社を“完全NG”にしたと言われています。だから 『週刊女性』というよりは、「主婦と生活社」とジャニーズが 犬猿の仲だったんです。それで、『週刊女性』は“反ジャニーズ”となり、忖度なしのスキャンダル報道を繰り広げていたんです」（同）point 337 | 1
そのような 絶縁状態から、徐々に距離と縮めて、ついには 和解成立と囁かれるまでになった ジャニーズと「主婦と生活社」なのですが…。
そのように、ジャニーズが歩み寄った理由は 何故なのでしょうか。
「一昨年、ジャニー喜多川氏というカリスマが亡くなったこともあり、ジャニーズの影響力が低下しているなかにあって、芸能マスコミに強硬な姿勢を見せるよりも、仲良くしていったほうがメリットが大きいという判断があったのでしょう。元々『週刊女性』は、『女性セブン』『女性自身』という“親ジャニーズ”の週刊誌よりも発行部数が少なくて、影響力が小さかったんです。
だから、ジャニーズも『週刊女性』を敵に回しても、あまり怖くなかった。しかし、週刊誌の記事が ネットで無料で読めるようになってからは、雑誌の発行部数に関係なく、強い見出しの記事が拡散することとなり、『週刊女性』の記事が広まる機会が増えた。ジャニーズ事務所としては、そこを無視できなくなったのでしょう。だから、敵対するより友好関係を結んだほうが得策だということで、和解へ向かったんだと思います」（同）point 251 | 1
両社の和解は成立⁉ それでも「JUNON」は ジャニーズを解禁できない理由は…
しかし、たとえそうだとしても、ジャニーズも完全に心を開いたわけではないようです。その証拠に「JUNON」においては、いまだに ジャニーズ事務所のタレントの掲載が解禁されていないからです。
「ジャニーズとしてもメンツもあるから、簡単に下手に出るようなことはない。だから、『JUNON』は保留にしているだろうし、『週刊女性』に出るのもジャニーズWESTや風間俊介など、ジャニーズ事務所的には“推しグループ”でも “看板タレント”でもないタレントなんです。それこそ、King & Princeや 木村拓哉が『週刊女性』に出るようになれば、完全な和解でしょうね。そして『JUNON』については、逆に “非ジャニーズ”の事務所との関係性が強くなっていて、ジャニーズを解禁すると そっちからのブーイングが出てくる可能性も高い。そのへんのパワーバランスは難しいと思います」（同）point 286 | 1
とりあえずは 和解に至ったとはいっても、今もなお いろいろと解決しがたい問題が残っていると言えるのが、ジャニーズ事務所と主婦と生活社の関係といえそうです。やはり 一度こじれてしまった関係性を立て直すことは、そう簡単ではないのかもしれません。