「純恋歌」でブレイクし、その後は「睡蓮花」などヒット曲を連発しているのが、レゲエグループの湘南乃風です。若い世代を中心に絶大な人気を得ておりますが、なぜそんなに人気があるのでしょうか。それは、分かりやすいと直球ソングが時代にマッチしたからです。

■当時のヒップホップブームが相乗効果

湘南乃風がメジャーデビューしたのは2003年のことです。湘南乃風はレゲエグループであり、横浜レゲエ祭などのライブに出場するなど、レゲエファンの間ではすぐに有名になりました。そして日本中でヒットしたのが、「純恋歌」です。分かりやすい直球の歌詞、ミディアムテンポのバラード、そしてヒップホップ調のラップで、瞬く間にヒットとなり、グループ最大のヒットソングとなりました。

当時は、ケツメイシ、Dragon ASH、RIP SLYMEなどのヒップホップグループが人気となり、ちょっとしたヒップホップブームが起きていたのです。それも下地にあり、湘南乃風のスタイルが日本中で受け入れられたのは、こうしたブームが相乗効果を呼んだと見られます。

■等身大の歌詞

「純恋歌」から分かるように、彼らの歌は飾らない等身大の歌詞が特徴です。それまでは、バラードであったら、行間を想像させるような抽象的な歌詞が受けることが多かったのですが、時代の流れもあってか分かりやすくストレートな歌詞が若者にヒットしたのです。

■著名人も絶賛のライブパフォーマンス

ファンからの絶大な支持ももちろんですが、著名人の方からも絶賛されております。ミュージックステーションで長年司会をされておりますタモリさんも、リハーサルで見て凄いと感嘆。郷ひろみさんは、彼らの音楽に対する姿勢を凄いと称賛しております。綾小路翔さんも、ライブステージが本当に凄いと語っております。
このように、ライブパフォーマンスが優れいてることも、彼らの人気が高くなった理由の一つです。

■意外な経歴の若旦那

個性的なメンバーが集まっている湘南乃風ではありますが、中でも有名なのが若旦那さんです。実は彼は武蔵野美術大学造形学部、そして中央大学法学部に入学しております。どちらも中退しているものの、その見た目とのギャップに驚きます。最近ではダイエットされたのか、顔がスッキリしました。本人は、特に絞ったわけではないけど、ライブをしまくっているので、自然にそうなったと語っております。