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衝撃の飛び降り自殺!岡田有希子事件のあとに起こった「ユッコシンドローム」って何?


なくなってからも今もなお語り継がれるアイドル、岡田有希子さん。彼女は人気絶頂のさなか自宅で自殺未遂を起こした後、移動した彼女が所属するサンミュージックの入るビルの屋上から飛び降り、その若い命を終わらせてしまいました。その死の理由は遺書が残っている物の謎が多く今も決定的な理由は分かっていません。


写真:alchetron.com

 

岡田有希子さんの自殺報道

当時のワイドショー、報道番組、週刊誌は岡田有希子さんの自殺の翌日から事件を大々的に報道を始めます。

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写真:ameblo.jp

今では考えられない事ですが当時は現場に横たわった岡田有希子さんの生々しい遺体を撮影、放送するといったことがテレビの画面上で行われていたのです。テレビは血痕が残された現場、悲しみに暮れ嗚咽するファン達の姿も映し出されています。これは当然、見ている視聴者に大きな衝撃を与えました。現在YouTubeでも当時の映像を見ることができますが、見ていて決していい気持にはなれませんし、当時の報道の異常さすら感じることができます。同時に岡田有希子さんの異常と言えるまでの当時の人気ぶりを示しているともいえるでしょう。point 313 | 1

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「ユッコシンドローム」現象


写真:ファンブログ

しかし、岡田有希子さんの自殺によってもたらされたものは「ユッコシンドローム」という第2、第3の悲劇の社会現象でした。彼女よりもさらに若い16歳の少女が「岡田有希子さんのようになりたい」と自ら命を絶ったのをはじめ、1週間で8人が岡田さんの後を追うように自殺。悲劇の現場となった同じ場所から当時21歳の浪人生が飛び降り自殺をするなどと、なんと1か月で岡田有希子の後追い自殺をしたファンは30人以上にのぼったそうです。この後追い自殺の見られる「ユッコシンドローム」は当時の統計の前後の年と比べて青少年の自殺が3割増加したといわれ大変な社会現象と言えます。point 352 | 1

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社会問題にまで発展したアイドルの自殺


写真:Naverまとめ

この社会現象は当然問題となり、マスコミなどは自殺を留まるよう報道を始めますがそのスピードは簡単には止まらなかったようです。当時、バラエティ番組に出演していた近藤真彦さんや中森明菜さんも彼女との思い出を語りつつ、視聴者に自殺を思いとどまるように訴えています。

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写真:YouTube

社会問題にまで発展したことから、彼女の遺作となった作品「花のイマージュ」は悪影響の懸念から発売中止、事件直後はこぞって報道していたマスコミも自殺報道だけではなく、岡田さんの音楽や出演していた映像の放送まで中止するという異例の対応までとることとなりました。
「ユッコシンドローム」は人気絶頂のアイドルの衝撃の自殺から引き起こされた悲劇の連鎖と言えるでしょう。

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