寺島しのぶは、父親が七代目尾上菊五郎という歌舞伎役者の家に生を受けています。寺島しのぶの母親も女優として活躍している富司純子です。寺島しのぶ自身も演技派女優として知られており、2003年に公開された映画「赤目四十八瀧心中未遂」では第27回日本アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。また、2010年には若松孝二監督の映画「キャタピラー」でベルリン国際映画祭最優秀女優賞（銀熊賞）を受賞しました。その他にも数々のテレビドラマや映画、舞台作品に出演しており、その演技力は高く評価されています。
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女優松たか子
一方の松たか子も、歌舞伎俳優である九代目松本幸四郎を父に、七代目市川染五郎を兄に持つ歌舞伎一家に生まれた女優です。
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松たか子は16歳の時、歌舞伎座で初舞台を踏み、翌年にはNHKの大河ドラマ「花の乱」に初出演しています。1996年に出演したテレビドラマ「ロングバケーション」や2001年に出演したテレビドラマ「HERO」は高視聴率を記録し、一躍人気女優としての地位を不動のものにしています。また、歌手としての活動も行っており、ディズニー映画「アナと雪の女王」では、声優として主演しました。舞台やミュージカルにも出演しています。
寺島しのぶと松たか子は共演NG？
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寺島しのぶと松たか子は、共演NGと言われています。どちらも女優として長いキャリアがありますが、共演した作品は一つもありません。二人の確執には、松たか子の兄である七代目市川染五郎が大きく関係しています。寺島しのぶは七代目市川染五郎と交際していましたが、七代目市川染五郎が高校時代の同級生であった女性と結婚してしまいました。
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それが非常にショックで、当時は失意のどん底に落ちたと本人が語っています。七代目市川染五郎が結婚披露宴を挙げた頃、寺島しのぶは「体内時計」という手記を出版します。七代目市川染五郎との交際についても綴られていたため、暴露本として話題になりました。それがきっかけで、尾上家と松本家の確執は家族を巻き込んだものになっていったとされています。
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また、尾上家と松本家は家が近く、子供の頃は非常に仲の良い幼なじみだったと言われています。しかし、同じ梨園に生まれた者同士で比べられることも多く、寺島しのぶは早くから女優として華やかな道を歩み始めた松たか子にコンプレックスも感じていました。そういった事も二人の確執を深めた原因と考えられます。現在、寺島しのぶはフランス人の伴侶を得て子供も設けています。