今月20日、TBSの安住紳一郎アナウンサーが『安住紳一郎の日曜天国』に出演し、北京オリンピックの放送に関する話題について言及したのでした。その際に、踏み込んだ発言がまじったその内容に多くの反響が寄せられたようです。
北京オリンピック総合司会も務めた安住アナ。番組の冒頭でオリンピックの放送体制などに対し 「得するのはNHKだけだよ。五輪(の放送)を一緒にやろうって言ってさぁ、お金を出しといて、民放が放送する種目は裏のBS(チャンネル)でやるっていうさぁ…。なんていうやり方だぁ。今日もどうせNHK総合で見るんでしょう。知ってるんだからぁ。民放テレビなんて潰れればいいと思ってるんでしょ。すぐ、みんな言うもんね、『スポーツはNHKで見た方がいいんだ』みたいな。見ればいいじゃないの。民放テレビ、ラジオが無くなってどんな感想を抱くか、思い知ればいいわ」と言及したのでした。
この日は、同時刻に注目のカーリング女子の決勝が行われていました。それを踏まえ、安住アナは「どうせ今日なんて誰も聴いてないんだから、私も思いの丈をいっぱい述べちゃうわ」とお馴染みの自虐まじりのコメントで笑いを誘ったのでした。
ネット上では「めちゃくちゃ笑った」「本音すぎて面白い」などの声が多く上がっています。 安住アナが指摘したように、同じ競技がNHKと民放で放送される場合、NHKでの視聴を選択する人は少なくないでしょう。 NHKでの視聴を選択する理由として「(民放の場合は)途中でコマーシャルが入ること」を挙げる人も多いです。また、「(民放の放送は)試合前の無駄に長いVTRが嫌い」という指摘もありました。
次に飛び出したのは、SNSでの誹謗中傷や悪口について。「今はね、色々な意見を言うことが自由になっていますけどね、スポーツ選手とか芸能人とかの悪口というのはSNSに書き込んではいけないというコンセンサスが取れてきていますよね。良いことだと思います」 その上で、安住アナは「スポーツ選手にインタビューするアナウンサーの悪口は書き込んでもいいらしいじゃない。おかしいよね?なんでかなと思っています」 とコメントしました。
実際に北京オリンピックの期間中、アナウンサーの実況や放送の進行に対する批判はTwitterなどのSNSで数多く投稿されてきました。
安住アナは「色んなことを考える朝です」とした上で、「今日(番組を)お聞きの皆さんが本当のお客様です」と、同番組で度々聞かれる“恒例”の言葉で冒頭のトークを締めていました。
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