数々のドラマや映画で幅広い役柄を演じ分け、名脇役として人気を集めた俳優の志賀廣太郎さんが4月20日、誤嚥性肺炎のため死去したことを、所属事務所「レトル」が発表しました。享年71歳。
突然の訃報を受けて、多くの著名人からも悲しみの声が寄せられています。
所属事務所では、公式サイトで「2019年春に脳梗塞で倒れて以降、復帰に向けてリハビリを続けてまいりましたが、かないませんでした。ここに生前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます。ご遺族の意向により、葬儀は4月29日に近親者のみにて執り行われました。誠に勝手ながらご香典ご供花の儀はご辞退申し上げます」とファンらに報告。
葬儀は新型コロナの影響のため、近親者のみで行われるということです。
また、志賀さんの「お別れの会」などの実施については「新型コロナウイルスに関連する一連の状況を見極めながら、ご遺族や所属劇団の青年団と相談の上開催させていただく予定でおります。決定しましたらご報告させていただきますので今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます」とコメントしています。
志賀さんは兵庫県出身で、40歳をすぎてから平田オリザさんが主宰する劇団「青年団」に入り、舞台を中心に俳優として活動しました。
その後、出演したコマーシャルやドラマで見せた個性的な演技が話題となり、幅広い役柄を演じ分ける名脇役として数々のドラマや映画で活躍しました。
平成28年に放送された「とと姉ちゃん」など、NHKの連続テレビ小説や大河ドラマにも出演し、最近では民放のドラマ「陸王」で足袋屋の社長を支える専務の役を演じていました。
しかし、2019年4月に脳梗塞を発症して緊急入院し、その後、リハビリを続けていましたが、今月20日に、川崎市内の介護施設で誤えん性肺炎のため亡くなったということです。
志賀廣太郎さんが亡くなったことについて、民放のドラマ「陸王」で共演した俳優の役所広司さんは、
「ドラマ『陸王』の現場では、俳優部の先生のような方でした。チームに欠かせない存在でした。とても良い俳優さんを亡くしました。残念です」とコメントしています。
志賀さんといえば、名脇役俳優でその演技力も素晴らしく、声も素敵な俳優さんでした。
まだまだ脇を固める俳優さんとして活躍していただきたかったので、突然の訃報にはショックを受けます。
ご冥福をお祈りいたします。