米国ニューヨークタイムズによると、アリゾナ州クーリッジに住むブランドン・シュールズ( 当時19 )が虚偽申告の疑いで逮〇されました。
この事件のきっかけは「怪我をした男が地面に倒れており、意識が朦朧としているようだ」という警察に寄せられた通報が始まりでした。
通報を受けて現場に向かった警察は、線路脇の空き地で手首を後ろに縛られたまま横たわっているシュールズを発見。
発見当時、シュールズの口はハンカチで覆われていたといいます。
すぐさま病院に搬送され、治療を受けると帰宅。その後の調査で「マスクした男2人が家の近くに隠れており、私を襲って頭を殴ってきた」と供述。
続いて「そのまま気を失い、目が覚めたら知らない場所に居た」と話し、「父が砂漠のあちこちに大金を隠しており、それを狙った犯行だろう」と述べました。
この陳述に基づき、警察はシュールズの自宅周辺の防犯カメラ映像や知人らの証言などを取り調べるも、犯人は見つからなかったといいます。
病院からは「頭に傷一つなく、脳しんとうの症状も見られない」という所見書が提出されました。
不審に思った警察は、シュールズを再び追及。すると「拉〇と暴〇を受けた事実は無い。 全てでっち上げた話だ」と自白。
職場のタイヤ店に出勤したくなかったシュールズは、自ら拉〇劇を繰り広げ、拉〇されたように見せ掛ける為に地面に横たわり誰かが発見するのを待っていたというのです。
事実が明るみになると、警察はシュールズを虚偽申告容疑で逮〇しました。
シュールズの職場であるタイヤ店側は現地メディアに対し「このスタッフについて話すことは何も無い」と話し、事件後即座に解雇されたことが分かりました。
彼は自分の容疑を認め、解雇と同時に550ドル(約6万円)の罰金が科せられました。
ここまでして出勤を嫌がるとは…。非常に興味深いトピックでした。
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