13日、フジテレビ系情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」(月~金曜・午前8時)に スタジオ生出演した 小倉智昭アナ(73)が 、フジテレビの山崎夕貴アナ(33)、立本信吾アナ(34)らと司会を務める同番組が 3月26日の放送をもって 終了することを発表。1999年4月の放送開始から22年の歴史に幕を下ろすことになりました。
放送開始当初から 小倉アナが司会を務め 開始当初は、フジは他局のワイドショー番組に視聴率で後れを取っていたという。しかし、社会問題に重点を置いたり、スタジオでボードを使ってプレゼンする方式を導入するなど独自色を打ち出し、番組開始1年あまりで 同時間帯の民放トップに躍り出ることに。
2016年7月には「同一司会者による全国ネットのニュース情報番組」での放送回数最多記録を更新。21年1月12日現在、その放送回数は5593回で、今もなお記録を更新し続けているという。
同番組では、独自の目線でニュースや社会問題を斬り、長年にわたり注目を集めてきた 小倉アナ。自らもニュース現場を取材し、オリンピックについては、2000年のシドニー大会から取材を始め、北京大会以降は、夏季、冬季、全ての会場へ足を運び、生中継で熱狂を伝えてきました。関係者によると、当初は20年東京五輪を最後に昨年9月での勇退を考えていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で五輪が延期に。終了時期も半年間、先延ばしになったという。
「老害とか…キツイもの。年取るとダメだなって…」心境も明かし
番組の終了を12日に同局より発表された、小倉アナは…
「マイク生活50年のうち、『とくダネ!』の22年間は貴重な財産となりました。毎朝3時起きで、大病もありましたが、長く続けられたことに自分でも驚いています。視聴者、出演者、スタッフ、家族、友人、皆さんが私を支えてくれました」と感謝の気持ちを発表。
「まだ、全てをやり遂げてはいませんが、そろそろ次世代のキャスターに席を譲る時が来たようです」とコメントを発表していました。
その上で、「最近、ちょっと切っ先が弱くなって、やや保身に走るきらいがありまして、病気してからネット情報とか見るようになっちゃったんですね。そうすると、やっぱり、老害じゃないか、とか、ぼけてるんじゃないかとキツイものなんですよ。で、お年寄りの政治家見ると、あぁやっぱり年取るとダメだな、なんて少しずつ思うようになりました。そんなこともあって、私はそろそろいいのかなって…」などと ネットでの誹謗中傷に対する心境も明かしていました。
東京五輪を意識してなのか、「私個人としては、まだ心が動かされるものがたくさんあります」とも コメントした小倉アナ。「それらに時間を費やしながら、許されるならマイクの前に立ちたいと思います」と今後への意欲も見せいました。
18年11月には小倉アナが 膀胱(ぼうこう)がんによる膀胱全摘出手術を番組で公表し、闘病中も電話出演して話題になりました。
また、「とくダネ!タイムズ」や「血液型選手権」、「朝のヒットスタジオ」など幅広いジャンルで情報を報道。最近では、小倉自身の仕事部屋に エンタメ界の注目の若手を呼ぶエンタメ企画「小倉ベース」での“世代間ギャップトーク”も話題に…。「アマタツ!」こと、気象予報士の天達武史のお天気コーナーも人気に。一昨年10月からは石黒賢、カズレーザー(メイプル超合金)、古市憲寿らスペシャルキャスターが加わり、小倉アナとともに番組を盛り上げてきました。
自分の立ち位置を確認して⁉ 今後もナレーションやラジオとか、そちらでの活躍も…
今回の報道にも多くのコメントがよせられているようですが…。
《この話題を受けてのエンディングの小倉さんコメント、良かったな。自分の立ち位置を確認して、世代交代すべきということ。なかなか自分ではコメントできないものだ。そして残りは、まだまだ騒ぎます!って。ラストラン、頑張っていただきたい 》
《 勇退ですね。長い間お疲れ座でした。子供の頃から見られる時は見てきましたが、素敵なおじさまという感じで大好きです。声が聞き取りやすくて、番組自体ガチャガチャし過ぎていなくて見やすかった。他の番組の司会者とは、時事問題にしても、音楽やスポーツにしても知識量が違うんですよね 》
《 昔学校へ行く前に観るどーなってるのを楽しみにしていました。再現ドラマ。小倉さんの軽快な喋り。とくダネもたまに見る機会はありましたが。小倉さんはナレーションも面白いので、そちらでの活躍もまたあったら嬉しいです。お疲れ様でした… 》
《 お疲れ様でした。願わくは五輪後卒業だけど、仕方ない。毎日3時起きて22年、今後もナレーションやラジオとかやってくれないかな。まだまだやれるといってるし、お体きをつけながら活躍なさってください 》
《フジテレビの偏向報道や故意のミスリードの傀儡と化して居ましたが、人柄は好きでしたよ。大病を患っても頑張ってきた姿も素晴らしい姿でした。残りの人生は楽しく暮らして欲しいですね 》
等など、やはり 今回の小倉さんの『とくダネ!』終了発表の報道には 22年間もの功労を労う声が 相次いでよせられていたようでした。