10日放送の『サンデーモーニング』（TBS系）のスポーツコーナーに、ゲスト出演したガンバ大阪・遠藤保仁選手（40）に対する司会の関口宏の質問が「非常識だ」「なんということを聞くのか」「謝罪レベルの質問だ」などと、一部視聴者から批判の声が上がっているようです。
この日の番組ではスポーツコーナーに、ガンバ大阪の遠藤保仁選手がリモート出演。
新型コロナウイルス問題で中断しているJリーグの話題となり、関口宏はJリーグが開幕戦を開催した後、中断になったことについて、「どんな気持ちになりました？」と遠藤選手に質問すると、「しょうがないかな、という感じで受け止めました」とあっさり回答。
遠藤選手はいたって冷静な回答をしていたのですが、その後も関口が「そう？なかには悔しがる人もいたでしょ？」と再質問。
すると、遠藤選手は冷静に「状況が状況だったので」といった対応を見せていました。
Ｊリーグの話題がそこそこに終盤にかかると、突然、関口が年齢の話へと話を進め、「年齢が気になります遠藤さんの」と質問。
40歳になった遠藤選手は「そうですね、サッカー界では大ベテランのほうなので」と苦笑いすると、「大ベテランですよ」と呟く関口。
「コンディション作りをしっかりしたい」と話す遠藤選手に、「来年もやる気でいらっしゃいますね？」と再質問。
「一応気持ち的にはやりたいなと思っています」と遠藤選手から力強いコメントで返されると、
「やっぱりサッカーは足ですか。引退される方々は足の衰えから、そろそろかなと思うのかな」と話したのでした。
画面の向こうでは終始リラックスし、穏やかな表情の遠藤選手の姿が見え、日曜日の朝にふさわしいさわやかな受け答えをする遠藤選手が印象的ではありました。
この番組はスポーツに特化しているわけでもなく、76歳の関口もさほどサッカーに詳しいわけでもないのですが、
いわば視聴者の平均的な目線での質問だったといえるこの質問には一部の視聴者から批判の声が続出！
ネット上では「何を聞いているんだ」「自分の求める答えを引き出そうとしているのではないか」
「年寄り扱いするなんて許せない」「この時期に引退のことばかり質問するのは失礼だ」などと怒りの声をあげるサッカーファンもいたようです。
生放送で出演が数分間に限られ、会話に「起承転結」の流れが保証されるとも限らない中でも、
関口の”失礼な”質問に丁寧なパスを返し続けた遠藤選手、まさに“あっぱれ”でしたね。
先週の放送でも埼玉西武ライオンズ・辻発彦監督への対応が物議を醸した関口宏。
悪意があるとは思えませんが、質問の意図が理解できないと感じた人が多かったようです。