９月３日から東京の明治座で開幕した舞台『サザエさん』に、主役として藤原紀香さん（４８）がサザエさん役に挑戦しています。１０月に放送５０周年を迎える国民的アニメ「サザエさん」（フジテレビ系）ですが、１１月には舞台に続きスペシャルとしてテレビドラマも放送されるとのことです。ドラマ版の主役を演じるのは天海祐希さん（５２）。全く異なるタイプの２人が演じる“サザエさん”に注目が集まっています。
毎週日曜日の夜６時３０分から放送されているアニメ「サザエさん」ですが、昭和４４年から放送を開始してから５０年が経とうとしています。世代を超えて多くの人々に愛されるアニメの世界観から、１０年後のサザエさんを藤原さんが舞台で演じるということです。天海さん主演のドラマでは２０年後の磯野家が描かれるとのことで、ネット上では「サザエさんにしてはスタイルが良すぎる」「美人すぎる」「イメージとかけ離れている気が」「サザエさんの世界観に合っていない気が」とキャスティングに不安視する声も上がっています。point 301 | 1
今までにも実写版「サザエさん」は度々放送されていて、星野知子さん（１９８１～８５年）や浅野温子さん（９２～９６年）、観月ありささん（２００９～１３年）らが務め上げてきました。テレビ誌のライターは今回の違和感にはサザエさんのキャラクター性が背景にあると話します。「サザエさんといえば、オープニング曲の歌詞にもあるように、“陽気で元気で愉快”なキャラ。２人とも陽気で元気ですが、藤原はセクシーすぎるし、天海はおっちょこちょいというより、しっかり者のイメージが強いですからね」（テレビ誌ライター）point 306 | 1
観月ありささんが演じた０９年の放送では視聴率２０％超えと好調でした。コメディ要素の強い同アニメには観月さんがハマり役だったそうです。「ドラマ『ナースのお仕事』（フジテレビ系）で人気を博した観月のように、コメディエンヌを抜擢した方がよかったかもしれませんね。そもそもアニメの世界観を大切にしたいファンの中には、１０年後、２０年後を描くこと自体を嫌がる人もいますからね」（前出・テレビ誌ライター）ファンにとっては時代設定にも違和感を覚える人が少なくないことから、キャスティングへのハードルが上がってしまっているようです。point 319 | 1
しかし、「それぞれのサザエさんが受け入れられるかはかなり明暗が分かれる」とコラムニストの桧山珠美氏は話します。「天海さんは受け入れられるでしょう。『サザエさん』はアイコンのような存在で、老若男女に愛されている。同じように天海さんも幅広い層から好感度が高い。中高年が主な視聴者であるドラマ『ＢＯＳＳ』（フジテレビ系）や『緊急取調室』（テレビ朝日系）シリーズは高視聴率で、『理想の上司ランキング女性編』（明治安田生命調べ）で７連覇したこともあります」しかし、藤原さんはセクシー路線での活躍が多いことから女性アンチも多く、万人受けするタイプではないとの見解です。point 337 | 1
そこに追い打ちをかけるように、ドラマ版「サザエさん」で夫のマスオさん役を演じる西島秀俊さん（４８）がキャスティングされていることから、女性ファンからの注目を集めています。現在は藤原さんの舞台が開幕していますが、果たしてドラマ版が放送開始された時の視聴者の反応はどうなるのでしょうか。point 205 | 1