国民的アニメとも言えるサザエさんは1969年10月5日に初放映されています。間もなく50周年を迎えようとしています。
50年を向かえようとも、サザエさん一家の生活はこれまでと同じように続いていくのでしょう。
サザエさん一家はこれから先も、これまでどおり年を取ることはないでしょう。しかし、その声をあてている声優さんたちは間違いなく年を取っていきます。
記憶に新しいところでは、波平役の永井一郎さんが2014年1月末に逝去されました。その後釜となったのは名探偵コナンの目暮警部役でおなじみの茶風林さんでした。
知っている方も大勢いるとは思いますが、サザエさん一家の声優さんを改めて見てみましょう。
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フグ田サザエ 加藤みどり
磯野波平 永井一郎 → 茶風林
磯野フネ 麻生美代子 → 寺内よりえ
磯野カツオ 大山のぶ代 → 高橋和枝 → 富永みーな
磯野ワカメ 山本嘉子 → 野村道子 → 津村まこと
フグ田マスオ 近石真助 → 増岡弘
フグ田タラオ 貴家堂子
（敬称略）
放送開始から声優が変更されていないのは、サザエさんとタラちゃんだけです。主人公であり、番組名にもなっているからなのか、サザエさんの声優変更は難しいこともあるのでしょうが、タラちゃんも変わっていないことには驚くばかりです。加藤みどりさん、貴家堂子さんともに番組当初よりほとんど変わりのない声を聞かせてくれていることには、プロの力量と凄さを実感してしまいます。
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逆に番組開始のほぼ直後に降板しているのが、大山のぶ代さんです。先代ドラえもんの声で有名な大山さんですが、初代カツオの声を担当していました。しかし、わずか3ヶ月で降板してしまいました。公式には体調不良が理由らしいですが、色々な大人の事情があったらしいです。その後、高橋和枝さんに変わっていますが、2代目カツオは高橋和代さんが逝去されるまでの約28年間を担当されていました。そして、現在は富永みーなさんが担当されています。point 276 | 1
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ワカメの声優はカツオの次に変わっています。放送開始から7年後に、山本嘉子さんから変更しています。このときも山本さんの健康上の理由による降板とされていますが、これは本当のようです。2代目は野村道子さん。ドラえもんの先代しずかちゃんの声で有名です。野村さんは約27年間ワカメの声を演じてきましたが、2005年に降板されています。このとき、同じタイミングでしずかちゃん役も降板されています。
ワカメの次に変更となったのはマスオさんです。初代の近石真助は元々舞台俳優で、舞台と声優の両立が難しくなったために放送開始から9年後の1978年に降板されています。2代目は増岡弘さん。アンパンマンのジャムおじさん役が代表作です。人の良さがにじみ出る声と演技がいいですね。
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波平さん、フネさんの声はまだまだ変わって間もないと言えます。
波平さんの声が変更になったのは約2年前の2015年2月16日です。実はそれに遅れること約半年でフネさんの声も変更になっています。2015年9月27日放送分をもって、初代フネ役である麻生美代子さんは降板されました。なんと御年91歳。約46年間磯野家の母を演じていましたが、流石に年齢を考慮しての交代劇でした。2代目は寺内よりえさん。まだまだ聞き慣れないところもありますが、そのうちに違和感もなくなっていくのでしょう。point 299 | 1
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それにしても、声優さんたちの力量は計り知れないです。
自らは齢を重ねていきますが、その声は変わらない。正にプロフェッショナルです。