海外ではよく言語の壁にぶつかる時があります。そんな意味ではなかったのに現地の人はほかの意味で捉え、誤解を招くことが多々あります。幸い言葉が通じときはボディーランゲージが意思疎通を可能にしてくれますが、すべての国のボディーランゲージが同じなわけではありません。
今日は世界各国の「同じジェスチャー、違う意味」について話してみたいと思います。これさえ事前に知っておけば相手に不快感を抱かせることは避けられるはずです。
１．「OK」ジェスチャー
アメリカ：わかりましたもしくはいいですを意味します
日本：お金を意味します
ブラジル：無礼なジェスチャーです。人に向かって「OK」サインを見せないでください。これはカメラのフラッシュを人に当てるのと同じほど失礼なことです。
２．「幸運のお守り」ジェスチャー
アメリカ：人差し指と中指の間の親指は「鼻をつかんだ」ゲームで盗んだ子供の鼻を意味します。
トルコ：中指と似たような淫猥なジェスチャーでもあり、意見が一致しないときや要請を拒否するとき使われます。
ブラジル：邪悪な心と嫉妬を払う幸運のお守りとして使われます。
アメリカ手話：アルファベットのTを意味します。
３．「V」ジェスチャー
アメリカ：平和もしくはビクトリーのVを意味します。
中国、韓国、日本、台湾、タイ：写真撮るとき可愛く見せるためのポーズです。
イギリス、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド：同じジェスチャーだが手の甲が外を向くと「侮辱」を意味します。
アメリカ手話：数字２を意味します。
４．「ルーザー」ジェスチャー
アメリカ：普段冷やかすとき使われて、「敗北者」を意味します。
中国：幸運の数字の８を意味します。
５．「グッド」ジェスチャー
アメリカ：いいね、またはヒッチハイクの時使われます。
イラク、イラン：「次はお前の番だよ」苦笑いとともに相手をからかうとき使われます。
アメリカ手話：親指を左右に揺らすのは数字の１０を意味します。動かず相手を向け押すと「自身」を意味します。
６．「小指を上げる」ジェスチャー
アメリカ：お茶を飲むときほかのことを考えてたり、破ってはいけない約束をしているとの合図です。
中国：断る意味でもあり幸せではないことを表現します。
日本：恋人や大事な他人を象徴します。
７．「おいで」ジェスチャー
アメリカ、エクアドル：誰かを読んだり誘うとき使われます。
フィリピン：犬を呼ぶときだけ使われます。人に使うのは軽蔑の意味が込められてます。人に向かって使うと逮捕されるかもしれません。
８．「ストップ」ジェスチャー
アメリカ：数字５や「一旦停止」を意味します。
ギリシャ、パキスタン：侮辱の意味でみなされます。
メキシコ、パナマ：「おはよう」の意味だが、繰り返し動かすと「私見えてる？」との意味も持ちます。
マレーシア；知り合いへのあいさつ、ウェイターを呼ぶとき、ほかの運転手に感謝を表す合図で使われます。
９．「あなたはもう終わりだ！」ジェスチャー
アメリカ：首に刃物を指すようなこの動作は「あなたはもう終わりだ」との意味です。
日本：「あなたは首だ」との意味です。職場で解雇されるという意味の「くび」が首の発音と一緒なことからこのような意味を持つようになりました。
１０．イギリス人の身振り
アメリカ：イギリスのジェスチャーをまねするとき使われます。
イギリス：何かが不確かな時使います。「どういうことですか？」と似たような意味です。
１１．「匂いがします」ジェスチャー
アメリカ：手のひらを顔の前に向かせ手を左右にすると「臭いにおいがする」との意味です。
日本：「いいえ」の意味です。「できない」「不可能だ」「いいから大丈夫」もこのジェスチャーで表現できます。
１２．「お金」ジェスチャー
アメリカ、ドイツ：親指が人差し指と中指を繰り返しこするとお金のことを意味します。
韓国：似たようなジェスチャーだがこすらず小さいハートを作るしぐさで、「愛」を意味します。
１３．「指交差」ジェスチャー
アメリカ：幸運を祈る意味です。
ベトナム：女性の生殖器に似てると思われ、中指を出すのと同じ意味を持ちます。