28日、菅義偉官房長官は記者会見で、安倍首相主催の「桜を見る会」の廃棄された招待者名簿の電子データについて「復元はできないと聞いている」と述べました。技術的に復元が可能かどうかについては答えませんでしたが、名簿廃棄の経緯については、「内閣官房、内閣府の公文書管理ルールに従った措置だ」と重ねて説明。‟電子データの復元は技術的にできないのか、ルール上できないのか”との質問には「ルールに基づいて対応している」と述べるにとどまりました。
菅官房長官は、午前の記者会見で「桜を見る会」終了後に廃棄された招待者名簿について、電子データを復元することはできないと述べ、記者団が「復元できないのは技術的な理由か、ルール上の理由か、どちらか」と質問したのに対し、「どちらなのか承知していないが、あらかじめ決められたルールなどに沿って対応している」という認識を示しました。
「桜を見る会」をめぐって、野党側は反社会的勢力などが参加していた疑いがあり、‟実態の解明が必要だ”として、終了後に廃棄された招待者名簿について電子データを復元するよう求めています。
また、「桜を見る会」に反社会的勢力が参加していたのではないかという疑惑に対しては先ごろ、菅官房長官も「ご指摘いただいたのは事実。結果的に入れていたのだろうと思っている」と述べています。反社会的勢力とみられる人物が参加していたかどうか、改めて検証する考えがあるか問われたのに対し、菅官房長官は「調査などの個別の対応はセキュリティーに関することであり、答えは控えたい。一般論として必要な場合は、個別に警察に聞くことはありえる」と述べました。
桜を見る会の予算が年々増額している理由の一つが、セキュリティー対策と言われていますが、反社会的勢力が参加していたことによって、「それでこれかよ」と呆れた声も上がっています。また、 紛れ込んでいたのではなく、与党の誰かが招待したのではとの声も。どういう人間がどうして入ったかを知るためにも参加者名簿が必要だと言った声があがっています。
国民の税金で開く「公的行事」に反社会的勢力とみられる人物を招き、「知らなかった」で済まされるのでしょうか….
.
。また、招待者名簿の電子データについても復元できないとのことですが、‟できない”のではなく‟したくない”のではといった疑問を抱いてしまいます…. まだまだ「桜を見る会」の疑惑はおさまりそうにありませんね….。