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酒鬼薔薇聖斗のその後…実は普通に暮らしている!?


酒鬼薔薇聖斗の事件をご存じの方は未だに多いことでしょう。

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写真:hachi8.point 60 | me

1997年に起きた事件で、正式名称は神戸連続児童殺傷事件とされています。事件の発覚が、中学校の校門前に切断された男の子の頭部だけが置かれているというショッキングな状況だったことから、当時のマスコミ報道は一気に加熱しました。男の子の口には犯行声明文がくわえられており、その声明文には酒鬼薔薇聖斗、という名前が書かれていました。point 224 | 1

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写真:blog.point 58 | qetic.point 64 | jp

この奇妙な名前と猟奇的な事件に日本中が注目することとなりました。多くの専門家や心理学者が犯人を予想したり、討論したりしていたことを覚えている方もいらっしゃるでしょう。
神戸新聞社にも第二の犯行声明文が届き、その奇妙な文体と酒鬼薔薇聖斗という名前は全国に知れ渡ることとなりました。暗号のような文言、奇妙なシンボルマークなどがさらに謎を呼びましたが、事件は意外な結果を迎えることとなります。point 258 | 1

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写真:s.point 55 | webry.point 61 | info

警察の捜査の結果、犯人は14歳の少年だったことがわかったのです。しかも犯行を否認せず、自ら認めました。まだ14歳であったことから実名の公開は控えられ、少年Aと呼ばれ出したのもこの頃からです。少年はその後、他の殺傷事件についても関与を認めました。他にも少女ふたりがハンマーで頭を殴りつけられるなどして、重傷を負っており少年は精神鑑定を受けることとなります。このあたりから、一部のマスコミが少年の顔を写真付きで出版しようとするなど、マスコミ間のトラブルが増加。「懲役13年」という作文が全文公開されたことから、結果のみご存じの方は多かったでしょう。しかし、酒鬼薔薇聖斗は実際は事件後、どういう生活を送ってきたのかはよく知られていません。point 381 | 1

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写真:blog.point 58 | livedoor.point 67 | jp

まず、関東少年院に送られた酒鬼薔薇聖斗は2001年には東北少年院に移されます。2004年に成人した彼は、同時に少年院を仮退院することとなりました。このことは遺族にも伝えられています。翌年には本退院となり、ついに酒鬼薔薇聖斗は再び世の中に放たれました。その後、2005年、2007年それぞれに、遺族の方へのお詫びの手紙が書かれていますが、どちらも受け取りを拒否されています。ちなみに、とあるジャーナリストの追った酒鬼薔薇聖斗の経緯は2004年にはある場所で団地に住み、工場に普通に出勤している社会人として生活しているものの、残虐性などの精神性についてはまだ「寛解」の状態であり「完治」したのではないという法務省の見解について批判をしています。point 389 | 1

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写真:torendnews-sokuho

酒鬼薔薇聖斗が再び注目を浴びたのは、2015年に32歳となった少年が「絶歌」という告白本を出版したことがきっかけです。当時はその時の狂気や心境について理解できるのではと期待した読者もいたのですが、その内容が非常に薄いことや、謝罪の気持ちなどについて全く記載がないことから、大きな批判を招くこととなりました。遺族側は心理的被害を受けたとして出版社を批判、講演などを行いました。全国の図書館では本を置かぬように対策が取られたことも記憶に新しいことです。
インターネット上にホームページが掲載された、という情報などもありましたが、肝心のサイトはすぐに削除されてしまうなど、酒鬼薔薇聖斗関連の動きはここ数年で急浮上してきています。名古屋では「酒鬼薔薇聖斗を憧れの人とする」殺害も起きており、今なおその影響力は衰えていません。point 427 | 1

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写真:trend81.point 61 | blog

しかも当時は珍しかったネットも普及し、インターネットの画像からは2015年当時には東京23区内に居住していたことがわかっています。しかし場所特定後はさすがに転居したとのこと。結婚しているという噂まであります。
「絶歌」の売上は遺族の方に寄附しようとしたとのことですが、遺族の方はこれを拒否。彼からの正式な謝罪、心のこもった後悔の言葉はついに聞かれることはないのでしょうか。point 250 | 1

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